石灰岩

登録基準(ⅸ)

ベリーズのバリア・リーフ保護区(ベリーズ)

〇カリブ海に浮かぶ200のキーが創るこの世のパラダイスユカタン半島の付け根に位置する国ベリーズのカリブ海沖合に、7つの海洋国立公園や保護区が世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅶ)

グランマ号上陸記念国立公園(キューバ)

■世界でも類を見ない、海洋まで続く最大級のテラスキューバ南西部、半島のように突き出た森と海岸に沿った一部の海洋部分を含めて、国立公園部分がキューバで最初の自然遺産に登録されています。
文化遺産

バース市街(イギリス)

City of Bath (United Kingdom)  OUV (i)(ii)(iv)1987年世界遺産登録■お風呂(bath)の由来となった街先史時代より、古代ケルト民族により温泉を信仰の対象とする風習があったようで、bathの語源はそこから来ているとされています。温泉が保養地として使われるようになったので、ローマ帝国が範囲を拡大していった1世紀ごろ。イングランドまで支配地を広げたローマ軍...read more
登録基準(ⅶ)

黄龍の景観と歴史地域(中国)

■太古に造られた大地の恵みと人々の感謝の祈り中国の中心に位置する四川省チベット族自治州の黄龍風景区が、中国で初めての世界自然遺産として登録されました。
文化遺産

シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡(イタリア)

■白亜の石灰岩美しい街は古代ギリシャ神話が残る世界イタリア・シチリア島の東岸、シラクーザ県の県都シラクーザに位置するオルテュギアー島と、ネアポリス等から成るドーナツ型のエリア、そしてパンターリカのネクロポリス、計3つのエリアが世界遺産に登録されています。
危機遺産

パルミラの遺跡(シリア・アラブ共和国)

◆かつて王国が存在した砂漠の中の都市シリア砂漠にオアシスと共に存在するパルミラ遺跡。現存するものはもともとかなり限定的で、砂漠の中に骨のように列柱が残る程度でしたが、2015年のISによる破壊活動によってさらに廃墟化が進みました。しかしここはかつてナツメヤシが生い茂り、交易によって一大王国になり、ローマ皇帝が絶賛した美しい都市があった、ロマンあふれる都市でした。この地域はシルクロードの中継地「隊商都市」として交易で栄えました。ヨルダンの「ペトラ遺跡」同様、シリア砂漠を横断するキャラバンにとって重要だったのです。
文化遺産

ヴェネツィアとその潟(イタリア)

Venice and its Lagoon (Italy)  OUV (i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)1987年世界遺産登録■海上都市として栄えたヴェネツィア共和国アドリア海の約120の小島の上に造られた水の都。176の運河と約400もの橋が島を結んでいますが、7世紀頃から街を形成しつつ、8世紀にはヴェネツィア共和国として独立していきました。9世紀から12世紀にかけては他にもピサ、ジ...read more
登録基準(ⅶ)

カールズバッド洞窟群国立公園(アメリカ)

■天然の硫酸によって爆発的に広がったとされる地下鍾乳洞の世界ニューメキシコ州南東部にあるカールズバッド洞窟国立公園が世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅸ)

グランド・キャニオン国立公園(アメリカ)

■水平に堆積した大地を抉るように浸食したことで生み出した景観アメリカ南西部を流れ、カリフォルニア湾に注ぐコロラド川。先カンブリア時代と呼ばれる大昔からコロラド川の浸食が続き、平な地形が抉られ造り出された独特な景観も相まって世界遺産に登録されています。
文化的景観

ピレネー山脈-ペルデュ山(スペイン・フランス)

■世界最古の歴史をもつ羊飼いが作り上げた景観フランス・スペインの国境にあたるピレネー山脈。そのうち標高3500m級のペルデュ山の周辺は特に美しいと有名で、この山から北のフランス側は氷河残る風景、逆に南のスペイン側は温暖な気候で様相が異なります。そしてその国境には「ローランの裂け目」と呼ばれる、まるでファンタジー映画のように山にぽっかりと空いた裂け目があるのです。
登録基準(ⅲ)

ヒエラポリス-パムッカレ(トルコ共和国)

Hierapolis-Pamukkale (Turkey)  OUV (iii)(iv)(vii)1988年世界遺産登録■冥界の王ハーデスに生贄を捧げる伝説から、一大温泉保養地へトルコ南西部に、不思議と真っ白な棚田が広がります。もちろん稲田ではなく、塩田でもありません。ここは石灰岩の大地。活断層の亀裂により噴き出した温水により、石灰が溶け、美しい白い石灰にミネラルが溶けたエメラルド色の水が流れ出て...read more
登録基準(ⅰ)

メテオラ(ギリシャ)

Meteora (Greece) OUV (i)(ii)(iv)(v)(vii)1988年世界遺産登録■今も修道士が暮らす、絶壁の奇岩の上の修道院群ギリシア中部、テッサリア地方には、明らかに不自然な位置に修道院が建っています。垂直に切り立った岩塊群の頂きに築かれているのです。ここは石灰岩の大地が風雨で削られ、残った固い岩盤が奇岩となって現れた、他には見られない自然景観があります(登録基準ⅶ)。その...read more
文化遺産

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(イギリス)

Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church (United Kingdom)  OUV(i)(ii)(iv) 1987年世界遺産登録 2008年範囲変更■ゴシック建築のリバイバルロンドンも京都のように町全体が世界遺産ではなく、点在する建築が世界遺産に登録されています。当該遺産は名前の通り...read more
登録基準(ⅶ)

ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区(マダガスカル)

■鋭く磨かれたナイフの山マダガスカル島西側に広がるカルスト台地(石灰岩の大地)。ここは多国のカルスト台地と様相が異なり、まるで研いだナイフのような奇岩が連なっています。
文化遺産

ヴァレッタ市街(マルタ)

■聖ヨハネ騎士団、最後の砦マルタ共和国の首都であるヴァレッタ市街は、突き出た半島のように城壁で囲まれた内部が世界遺産に登録されています。マルタ島は、歴史上軍事面で重要な場所でした。11世紀以降、イスラムとキリストの対立は激しさを増し、キリスト教徒によるイスラムからの国土奪還(レコンキスタ)のため、十字軍が結成され、中世ヨーロッパでは複数の騎士団が造られてきました。特にテンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に、聖ヨハネ騎士団は中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つに数えられます。
文化遺産

歴史的城壁都市クエンカ(スペイン)

■断崖にそそり立つ「宙吊りの家」コルドバの中心部に石灰岩の岩山とフカル川・ウエカル川に囲まれた峡谷があります。ここには石灰岩は加工しやすく、水もあり、ムーア人が防御地点として建設した要塞都市がありました。ムーア人とは主に北西アフリカから開拓したイスラム教徒を指し、9世紀頃にここクエンカに建設したとされます。
文化遺産

アテネのアクロポリス(ギリシャ)

Acropolis, Athens (Greece)  OUV (i)(ii)(iii)(iv)(vi)1987年世界遺産登録■女神アテナに捧げた神殿とその丘古代ギリシャ神話には、オリンポスの12神と言われる12の神様が登場します。神話によると、12のうちの「海の神ポセイドン」と「戦いと知恵の神アテナ」どちらがこの地の守護神にふさわしいのか、戦いをしたそうです。神々の戦いと聞くと壮絶なものを想像し...read more
文化遺産

古代都市チチェン-イッツァ(メキシコ)

Pre-Hispanic City of Chichen-Itza (Mexico)  OUV (i)(ii)(iii)1988年世界遺産登録■聖なる泉にいる魔法使い古くからこのエリアには「セノーテ」と呼ばれる”聖なる泉”、地下泉が存在しました。石灰岩の岩盤が陥没して地下水が露呈してできたのですが、チチェン・イッツァ周辺には川や湖沼がなく、唯一の水源でもあり、とても貴重で神聖視されたのだと思われま...read more
登録基準(ⅸ)

プリトヴィッチェ湖群国立公園(クロアチア)

Plitvice Lakes National Park (Croatia)  OUV (vii)(viii)(ix)1979年世界遺産登録 2000年範囲拡大■まるでファンタジーの世界!石灰華とエメラルドグリーンの湖群首都ザグレブからバスツアーで片道2時間半ほど乗ると、「プリトヴィッチェ湖国立公園」の入口に差し掛かります。ここは階段状に多くの湖と滝が形成され、ヨーロッバブナの森に囲まれた美しい世...read more
文化遺産

アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア)

The Trulli of Alberobello (Italy)  OUV (iii)(iv)(v)1996年世界遺産登録■トンガリ帽子の不思議な屋根石灰岩の土壌豊かなこのイタリア南部・プーリア地方では、古くからこの素材を使った石造りの家が立ち並んでいます。かつては森に囲まれていたとされ、「美しい木」を意味するこの地域、アルベロベッロ。トゥルッリとはこの不思議な形の家を指します。トゥルッリは一つ...read more