◇世界遺産基金(World Heritage Fund)

世界遺産の価値を保全していくには、当然お金がかかります。世界遺産条約には信託基金を各国や個人等から募り、以下の基準に沿って使われています。主な拠出は世界遺産条約締約国の分担金です。

一方で拠出金に占めるほとんどは上位10か国程度で、約150か国は年に1万ドル未満、最低額の33ドルのみという国も10か国以上あるのだとか。日本は35万ドル前後を拠出しており、2014年にアメリカが拠出金を停止して以来、トップとなり、全体の約10%を占めているようです。

使われる基準―

①世界遺産の保全・復興のための費用

②事前調査のための費用

③保全のための専門家の育成

④専門家や技術者の派遣、機材購入費用

⑤広報・教育への支援

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