城壁

危機遺産

古都ダマスクス(シリア・アラブ共和国)

■世界最古のモスクが残るイスラムの巡礼地 シリアの首都ダマスクスのうち、ウマイヤド・モスクを含む城壁で囲まれた内部がシリアで最初の世界遺産に登録されています。
文化遺産

歴史的城塞都市カルカッソンヌ(フランス)

■歴史の変遷と修復活動により今なお残る中世の城塞都市 フランス南部、スペインにほど近いカルカッソンヌ地方には、全長約3kmの二重の城壁に囲まれた城塞都市があります。ローマ時代から続く増改築と修復を繰り返し、なお今残る城壁と内部が世界遺産に登録されています。
危機遺産

エルサレムの旧市街とその城壁群(エルサレム ヨルダンによる申請)

■小さな区画にユダヤ・キリスト・アルメニア・イスラムと多宗教が暮らす街 エルサレム地区の旧市街は、約1km四方の城壁に囲まれており、城壁含めた全体が世界遺産になっています。この狭い城壁内は、ユダヤ教徒、キリスト教徒、アルメニア教徒、そしてイスラム教徒の4つのエリアと、どこにも属さない嘆きの壁に囲まれたエリアで区分けされているのです。
文化遺産

イチャン・カラ(ウズベキスタン)

■二重の防壁に囲まれた「博物館都市」 ホラズム州の中心都市の一つ、オアシスの古都ヒヴァ。ヒヴァの歴史はシルクロードが形成される以前とされ、ブハラと並ぶ聖なる都、あるいは太陽の国を意味します。中でもこの2,500年以上の歴史をもち、10世紀以降の建造が多く残されている歴史地区”イチャン・カラ”はその保存状態が非常に良好とされ、ウズベキスタンで最初の世界遺産に登録されました。
文化遺産

トランシルヴァニア地方の要塞教会群のある集落(ルーマニア)

■要塞化を迫られた教会のある村々 ルーマニアの中央に位置するトランシルヴァニア地方には、数多くの要塞教会を中心とした中世からの村落が今なお残っています。特徴的なのはオスマン・トルコの侵略に備え、要塞の役目も兼任する教会で、そのうち最初にビエルタンにある教会とその村落が世界遺産に登録され、その後6つの教会と村落が範囲拡大によって追加されました。
文化遺産

南漢山城(韓国)

■まるで万里の長城!李氏朝鮮時代の築城技術 南漢山城の築城には諸説あるようですが、15世紀初期の李氏朝鮮時代の太宗の時代に戦略的な拠点として強く認識されるようになり、続く4代目世宗によって国防対策として拡張されたそうです。しかしその後、文禄の役の際に改築、そして17世紀、丙子の役にて清との戦いで使用され、李氏朝鮮軍は籠城。結局城門を開いて降伏、城は放置されることとなります。その後現代でも使用されたことは記録にあるそうですが、そんな7~19世紀にかけて増改築を繰り返し、険しい南漢山の地形を利用した時代時代の築城技術が見られるという点が登録基準の(ⅳ)として評価されています。
文化遺産

万里の長城(中国)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「My pictures are CC0 When doing composingsによるPixabayからの画像」 The Great Wall ( China ) OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi) 1987年世界遺産登録 ■宇宙から見える唯一の建造物とも比喩された長城 実際は幅の狭さから、宇宙から見えることは無いようですが、渤海湾沿岸からゴビ砂漠...read more