ゴシック建築

文化遺産

カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会(イギリス)

■イングランドを二分する管区で、イングランド国教会の総本山 イングランド南東部ケント州のカンタベリーにあるイングランド国教会のカンタベリー大聖堂および聖マーティン教会、そしてベネディクト会の聖オーガスティン大修道院の3つが世界遺産に登録されています。
文化遺産

パリのセーヌ河岸(フランス)

■時代とともに変わり続けた宗教・文化・芸術の中心地 パリと言えば誰もが知っている建築が観光名所としても有名になっていますが、例えばエッフェル塔は世界遺産です。しかしエトワール凱旋門は世界遺産ではありません。注目すべきなのは世界遺産の登録名にあるとおり、「セーヌ河岸」という点です。
文化遺産

ピサのドゥオモ広場(イタリア)

倒れそうで倒れない「奇跡の広場」 イタリア中部のトスカーナ地方の自治都市、ピサに位置するドゥオモ広場には、ドゥオモ(大聖堂)・鐘楼・洗礼堂・カンポサント(墓所)の主に四つの建築が残り、広場全体が世界遺産に登録されています。
文化的景観

シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷(フランス)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Christelle PRIEURによるPixabayからの画像」 The Loire Valley between Sully-sur-Loire and Chalonnes ( France ) OUV(i)(ii)(iv) 2000年世界遺産登録 2017年軽微な範囲変更(シャンボール城は1981年に登録済) ■100以上の古城が残る美しい景観 ロワール渓...read more
文化遺産

セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館(スペイン)

■中世スペインの歴史と誇りが詰まった3建築 アンダルシア地方、セビリアの町の中心部に集合する大聖堂、宮殿(アルカサル)、インディアス古文書館の3つの建築が世界遺産に登録されています。
文化遺産

リヴィウ歴史地区(ウクライナ)

■東ヨーロッパに位置しながらもイタリアやドイツ等の文化が融合した街並み ウクライナの西部、ポーランドとの国境に位置する街リヴィウの中で、Pidzamcheと呼ばれる小高い丘とSeredmistiaと呼ばれるミッドタウンを含むエリアと、聖ユーリ教会(聖ジョージ大聖堂)を含むエリアの2エリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

ハンザ同盟都市リューベック(ドイツ)

■中世の北欧で経済の中心となった「ハンザ同盟都市」の盟主 ドイツ北部、シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州の都市リューベック。街を流れる川と運河に囲まれた旧市街の3つのエリアが世界遺産に登録されており、2009年には緩衝地域が設定されました。
文化遺産

歴史的城塞都市カルカッソンヌ(フランス)

■歴史の変遷と修復活動により今なお残る中世の城塞都市 フランス南部、スペインにほど近いカルカッソンヌ地方には、全長約3kmの二重の城壁に囲まれた城塞都市があります。ローマ時代から続く増改築と修復を繰り返し、なお今残る城壁と内部が世界遺産に登録されています。
文化遺産

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(イギリス)

Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church (United Kingdom)  OUV(i)(ii)(iv) 1987年世界遺産登録 2008年範囲変更 ■ゴシック建築のリバイバル ロンドンも京都のように町全体が世界遺産ではなく、点在する建築が世界遺産に登録されています。当該遺産は名前の...read more
文化遺産

ポルト歴史地区(ポルトガル)

■海とともに発展してきた1,000年の歴史 ポルトガル北部、ドウロ川河口を見下ろす山腹に沿って、ポルト、あるいは伝統的に”オポルト”と呼ばれる街があります。リスボンに次いでポルトガル第二の大きさの都市ポルトのうち、世界遺産の英語名にある通り、中心部と、ルイス1世の橋と、セラ・ド・ピラール修道院が、まとめて1つの歴史地区として世界遺産に登録されています。
文化遺産

歴史的城壁都市クエンカ(スペイン)

■断崖にそそり立つ「宙吊りの家」 コルドバの中心部に石灰岩の岩山とフカル川・ウエカル川に囲まれた峡谷があります。ここには石灰岩は加工しやすく、水もあり、ムーア人が防御地点として建設した要塞都市がありました。ムーア人とは主に北西アフリカから開拓したイスラム教徒を指し、9世紀頃にここクエンカに建設したとされます。
文化遺産

トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会(ドイツ)

■ドイツに残るローマ遺構と墓標 フランスの「オランジュ」のように現在多国に残るローマ遺構の一つです。ここドイツ、トリーアに8件、近郊の地方自治イゲルに1件、計9件が世界遺産に登録されています。この辺りはかつてローマ時代にガリアと呼ばれる主要都市として栄えました。他の国の遺構同様、円形劇場や浴場、門などの他に、中世に建てられた大聖堂も含まれています。
文化遺産

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)(スペイン)

※アイキャッチ画像は版権フリー「javier alamoによるPixabayからの画像」 Santiago de Compostela (Old Town) (Spain) OUV (i)(ii)(vi) 1985年世界遺産登録 ■旅の終着点、キリスト三大聖地の一つ スペイン北部ガリシア地方の都市、サンティアゴ(使徒ヤコブのスペイン名)では、かつてヤコブの遺骸が発見されたという噂から、中世ヨーロッ...read more
文化遺産

アマルフィ海岸(イタリア)

Costiera Amalfitana (Italy)  OUV (ii)(iv)(v) 1997年世界遺産登録 ■切り立った断崖にへばりつくような街並みが造り上げた景観 ソレントからサレルノに至る約30kmにわたる絶景の海岸線が世界遺産です。断崖絶壁のような厳しい環境にも関わらず、中世初期から続く集落⇒町への持続的な発展が、まさに文化的景観として認められています。 アマルフィ資産範囲 ユネスコH...read more
文化遺産

フィレンツェの歴史地区(イタリア)

Historic Centre of Florence (Italy)  OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi) 1982年世界遺産登録 ■ルネサンス全盛期が残る街並み ルネサンス(Renaissance)は「再生」「復活」を意味するフランス語であり、一義的には、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動であり、14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった(文化運...read more
文化遺産

モン-サン-ミシェルとその湾(フランス)

Mont-Saint-Michel and its Bay (France)  OUV(i)(iii)(vi) 1979年世界遺産登録 2007年、2018年軽微な変更 ■夢が現実に?!頭蓋に空いた穴 フランス ノルマンディー地方の海に、ぽっかりと浮いたような岩山があります。 708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯...read more
文化遺産

ケルンの大聖堂(ドイツ)

Cologne Cathedral (Germany)  OUV (i)(ii)(iv) 1996年世界遺産登録 2004-2006年危機遺産登録 2008年範囲変更 ■1塔のみで放置された長い歴史をもつ聖堂 正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂。世界最大級の聖堂です。その高さも装飾の荘厳さも一目で心を奪われますが、聖堂が完成するまでにはとても長い年月を要したそうです。 現在の聖堂は...read more
文化遺産

アーヘン大聖堂(ドイツ)

※アイキャッチ画像は「版権フリー画像:falcoによるPixabayからの画像」引用 Aachen Cathedral (Germany)  OUV(i)(ii)(iv)(vi) 1978年世界遺産登録 2013年軽微な変更 ■最初に世界遺産リストに登録されたうちの1つ「皇帝の大聖堂」 ドイツ西端に位置する町、アーヘンにあるこの大聖堂は、時代とともに増改築されながらも、歴代のドイツ国王が戴冠式を行...read more
危機遺産

ウィーンの歴史地区(オーストリア)

Historic Centre of Vienna (Austria)  OUV (ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)  2001年世界遺産リスト登録 2017年危機遺産リスト登録 ■時代とともに変わり続け、今変わることが危機になった街 一見、中世ヨーロッパの名残を感じる街並みですが、古い建物は古代ローマ時代からの歴史を持ち、今の残る多くは18世紀以降のバロック調の家々や、19世紀後半の都市計画に基づいてつくられた...read more
コラム

西洋の聖堂から始まる建築様式

教会や聖堂の建築様式を知るだけで、ヨーロッパの街をめぐる楽しさが倍増します!私が世界遺産の講義で使用したスライド形式で簡単にご紹介! トルコはキリスト教文化のあとにイスラムの文化が来て融合された