平和を願う世界遺産

 “戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない

(ユネスコ憲章前文より)

世界の平和のために、教育・科学・文化の発展と推進をすべく設立されたUNESCOは、1972年、世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(通称:世界遺産条約)を採択しました。

現在195ヵ国(2023年10月現在)が締約している、国際条約の中でももっとも締約国数が多いものの一つとも言われます。

和のために:例えば宗教は時として、異なる崇拝によって争いを生むこともあります。互いのことを知り、学び、認め合うことで争いの無い世界を築けます。そのために互いの文化・自然遺産を未来に残していくことが大切です。

来のために:例えば文化は時として、最新のものが好まれ、伝統的なものが失われることがあります。伝統や忘れてはならない戦争等の記憶を未来に遺していく必要があります。そのために形ある歴史を残していくことが大切です。

世界遺産を知ると―

●地域の自然や文化の価値を知り、ほんの少し、世界や地球のことが”わかった気になる”!

エッフェル塔は世界遺産なのに、凱旋門は世界遺産ではない!?金閣寺は寺よりも庭園が世界遺産としての価値が認められた!?など、知っているようで知らない本当の価値を知ることができます。そんなホンモノ探しは、いずれ世界遺産の枠を超え、地域の自然や文化に共通する価値探しにたどり着くでしょう。世界の宝、地球の歴史を理解することで、”わかった気になる”ことは、専門家でなくても出来ます。まずは興味を持つことから始めましょう。

●旅に出たくなる!

全世界で1,000件を超えた世界遺産。日本ではNPO法人世界遺産アカデミーが企画する「世界遺産検定」で体系的に楽しく学ぶことができます。例えばエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルは、同じく世界遺産の自由の女神の鉄骨の設計にも加わっている、など遺産の繋がりを知り、学ぶうちに、気づけばあなたも旅支度を始めているかも!?

本サイトの見方―

―世界遺産検索―

※複数選択で絞り込みができます。

タイトルとURLをコピーしました