世界遺産に登録されている世界の美しい図書館

2012年撮影

数ある世界遺産の中でも、まるで建物そのものが絵本のような図書館を集めてみました。

■オーストリア国立図書館「ウィーンの歴史地区」

ホーフブルク王宮の一角に申請ローマ皇帝カール6世によって作られた。かつてのパプスブルク家の所蔵品がメインであったが、第一次世界大戦での敗戦後、1920年に国立図書館に。

■ストラホフ修道院図書館「プラハの歴史地区」

https://www.czechtourism.com/jp/c/prague-strahov-monastery-library/

神学の間と哲学の間の2つから成る。前者の半円天井には美しい漆喰装飾が施されている。バロック様式の図書館は、一生に一度は見る価値がある場所として、12世紀に設立されたあと、現在まで保存され、修道士たちの家としても続いてきました。

■ザンクトガレン修道院図書館「ザンクトガレン修道院」

https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/st-gallen-abbey-district/

1,200年以上続くスイス最古の図書館。

612年にアイルランドの修道士ガルスがこの地で神への祈りを捧げる生活を送ったことから始まり、747年にはベネディクト会の修道院として発展、1766年には現在のバロック様式(図書館の内装はロココ様式)になったそうです。

■パンノンパルマ修道院図書館「パンノンパルマの修道院」

何世紀にもわたって増改築されてきたが、ロマネスク様式の扉、ゴシック様式の回廊などが残る。この町の丘の上にたち、ランドマーク的存在で、icomosは文化的景観要素も指摘した。

■エルエスコリアル図書館「マドリードのエル・エスコリアル修道院と王室用地」

スペイン王家の墓所でもある修道院。宮殿や図書館にはエル・グレコやディエゴ・ベラスケスなどの画家コレクションも豊富。

■コインブラ大学ジョアニナ図書館「コインブラ大学—アルタとソフィア」

図書館には特に自然科学関連書が多く、バロック風の玄関、天井には女神や天使を描いた金装飾美しいフレスコ画を持つ。

■リブラリア・レロ・イ・イルマオン「ポルトの歴史地区

世界遺産登録範囲内に位置する小さな書店。地元ではヨーロッパ一美しいとも言われるとか。

■メルク修道院図書館「メルク修道院(ヴァッハウ渓谷の文化的景観)」

ドナウ川流域に広がるヴァッハウ渓谷の西端に、メルクという町があります。丘に建つメルク修道院は”横にのびた摩天楼”あるいは”信仰の要塞”などと呼ばれ、金色に輝く豪華な礼拝堂や、テラスから望むドナウのパノラマも必見です。また、ハプスブルク家、女帝マリア・テレジアの時代、マリー・アントワネットが宿泊したことでも知られています。

もともとはベネディクト会の修道士に与えられた城であったようですが、その後12世紀頃には図書館が写本生産所に拡大していったそうです。18世紀にはバロック様式の現在の建築に変わっていきますが、中世の貴重な書籍が10万冊も残ることで修道院そのものも保存され、現在も修道院としての活動が続けられているそうです。

引用元:Stift_Melk_Bibliothek_c_Stift_Melk_Foto_Peter_Boettcher.jpg (1024×683) (stiftmelk.at)

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