バロック建築

文化遺産

プラハ歴史地区(チェコ共和国)

■神聖ローマ帝国の栄華を誇る中世の街並み ヴルタヴァ河畔に広がるチェコの首都の中心部、プラハの歴史地区と、郊外のプルーホニツェ公園の2つが世界遺産に登録されています。
文化遺産

フエの建造物群(ベトナム)

■中世~近代までのベトナムで花開いた中国とフランスの影響を受けた王宮文化と寺院群 縦に長いベトナムのちょうど真ん中、南シナ海に面する旧都フエのうち、かつての王宮や城、寺院等が14のエリアにまたがって世界遺産に登録されています。また、ベトナムでは初の世界遺産になりました。
文化的景観

ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)

■ドナウ流域に広がる中世の街並みとブドウ畑が織りなすメルヘンな景観 オーストリア中部、全長約3,000kmにおよぶドナウ川の中でも特に美しいとされるヴァッハウ渓谷、約30kmの流域が世界遺産に登録されています。流域にはベネディクト会メルク修道院と古都クレスムが含まれ、今では滅多に見られない自然と文化を巧みに調和させた景観が広がる渓谷です。
文化遺産

シェーンブルン宮殿と庭園群(オーストリア)

■パリ・ヴェルサイユを凌駕すべく建てられたハプスブルク家の離宮 17世紀末、時の神聖ローマ帝国皇帝、レオポルト一世が命じた夏の離宮、シェーンブルン宮殿。それは元あった狩猟用の館を改築し、フランス王朝に対抗してヴェルサイユ宮殿を超える建築を目指したものでした。そのためスウェーデンのドロットニングホルム宮殿と同様、バロック式の建築を意識したつくりとなります。
文化遺産

ヴァティカン市国(教皇聖座)

■カトリックの総本山、ヴァティカンとは? ヴァティカンは、「ヴァティカン市国」という地理的・国家的地域として、また「教皇聖座」という宗教的地域として、いずれもその全域が世界遺産に登録されています。
文化遺産

ヴェルヘルムスヘーエ城公園(ドイツ)

※アイキャッチ画像は「Andreas LischkaによるPixabayからの画像」 Bergpark Wilhelmshöhe ( Germany ) OUV(iii)(iv) 2013年世界遺産登録  ■街は近代的に変わっても、昔から変わらない公園がある。 ドイツの中央部ヘッセン州の町カッセルにおいて、森に囲まれた丘陵に広がるバロック庭園、ヴィルヘルムスヘーエ城公園が世界遺産に登録されています...read more
文化遺産

ヴェネツィアとその潟(イタリア)

Venice and its Lagoon (Italy)  OUV (i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi) 1987年世界遺産登録 ■海上都市として栄えたヴェネツィア共和国 アドリア海の約120の小島の上に造られた水の都。176の運河と約400もの橋が島を結んでいますが、7世紀頃から街を形成しつつ、8世紀にはヴェネツィア共和国として独立していきました。 9世紀から12世紀にかけては他にも...read more
文化遺産

キト市(エクアドル)

■まるで南米における"西洋のバロック様式の学校"のような街 エクアドルの首都キト。標高2,850 mという非常に高い位置にありながら、遊牧民に始まるその歴史は紀元前にも遡るとされ、特に15世紀以降の都市としての発展の中でも、「旧市街」とされる地域が世界遺産に登録されています。
文化遺産

キーウ:聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群、キーウ-ペチェルスカヤ大修道院(ウクライナ)

■黄金の玉ねぎ帽子が美しいウクライナ・バロックの傑作集 ウクライナの首都キエフ(キーウ)には3つの聖堂「聖ソフィア大聖堂」「キエフ・ペチェルスカヤ聖堂」「ベレストヴォの救世主聖堂」があり、ウクライナで初めて世界遺産に登録されました。
文化遺産

リヴィウ歴史地区(ウクライナ)

■東ヨーロッパに位置しながらもイタリアやドイツ等の文化が融合した街並み ウクライナの西部、ポーランドとの国境に位置する街リヴィウの中で、Pidzamcheと呼ばれる小高い丘とSeredmistiaと呼ばれるミッドタウンを含むエリアと、聖ユーリ教会(聖ジョージ大聖堂)を含むエリアの2エリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

ドロットニングホルムの王領地(スウェーデン)

ストックホルム近くの湖に浮かぶワーベン島に、森の中に囲まれた宮殿があります。ヴェルサイユ宮殿を模して造られたとされ、17-18世紀のイタリアやフランスのバロック様式の宮殿と庭園の影響を強く受けています。ドロットニングとは「王妃」を意味し、その意味の通りに王妃に纏わる歴史を持ちます。
文化遺産

ポルト歴史地区(ポルトガル)

■海とともに発展してきた1,000年の歴史 ポルトガル北部、ドウロ川河口を見下ろす山腹に沿って、ポルト、あるいは伝統的に”オポルト”と呼ばれる街があります。リスボンに次いでポルトガル第二の大きさの都市ポルトのうち、世界遺産の英語名にある通り、中心部と、ルイス1世の橋と、セラ・ド・ピラール修道院が、まとめて1つの歴史地区として世界遺産に登録されています。
文化遺産

ノヴォデヴィチ女子修道院群(ロシア)

■16-17世紀に広がったモスクワ・バロック建築の代表作 モスクワの南西にあるノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ川のほとりにたち、要塞の意味もかねて16~17世紀に造られました。世界遺産に登録されているのは、この修道院を含む複数の建築物で、この要塞のような城壁に囲まれています。
文化遺産

トリニダードとロス・インヘニオス渓谷(キューバ)

■スペイン植民地時代の名残の残る街 トリニダードの街は、16世紀初めにコロンブスの船団の一員であったディエゴ・ベラスケスにより建設された、スペイン植民都市の一つです。とくに18~19世紀になると砂糖生産のための農園主たちがこぞって邸宅を立て、貿易も盛んになりました。現在街に残る、バロック式の邸宅や教会等が残るのは、この時代のものです。
文化遺産

ザルツブルク市街の歴史地区(オーストリア)

■近世、音楽と芸術が栄えた宗教都市 オーストリア北西部の山と川に囲まれた自然豊かな地域に、中世から近世にかけてのバロック調の街並みが残る小さな町、ザルツブルク。現代の街としては小さいながらも、城塞から教会のような歴史的建築物だけでなく、ショッピング街も昔ながらの街並みを保持していて歩くだけでも美しい街でした。 世界遺産には一部のエリア、主に旧市街が登録されています。
文化遺産

ヴェルサイユの宮殿と庭園(フランス)

■宮殿と庭園、世界が憧れ模倣した、まさに世界一の宮殿 有名なパリ郊外に位置するヴェルサイユ宮殿は、世界遺産としてはその名の通り、「宮殿」と「庭園」が登録されています。広大な敷地でありつつ、緩衝地域はさらに広大です。マンサールやル・ヴォーなどの宮廷建築家、ル・ブランよる室内装飾、ル・ノートルによる造園。そしてマリーアントワネットの宮廷生活から逃避した田園風景など、歴史とロマンの大舞台です。
文化遺産

トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会(ドイツ)

■ドイツに残るローマ遺構と墓標 フランスの「オランジュ」のように現在多国に残るローマ遺構の一つです。ここドイツ、トリーアに8件、近郊の地方自治イゲルに1件、計9件が世界遺産に登録されています。この辺りはかつてローマ時代にガリアと呼ばれる主要都市として栄えました。他の国の遺構同様、円形劇場や浴場、門などの他に、中世に建てられた大聖堂も含まれています。
文化遺産

ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)

Old City of Dubrovnik (Croatia)  OUV (i)(iii)(iv) 1979年世界遺産登録 1994年範囲拡大 2018年軽微な変更 ■ユネスコの建築基準のもとで再建された「アドリア海の真珠」 ジブリ映画「紅の豚」に登場するアドリア海の街並みのモデルにもなっているとも噂される、中世の城壁に囲まれた赤レンガの屋根と石畳が美しい街、ドゥブロヴニク。 その「アドリア海の真...read more
文化遺産

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)(スペイン)

※アイキャッチ画像は版権フリー「javier alamoによるPixabayからの画像」 Santiago de Compostela (Old Town) (Spain) OUV (i)(ii)(vi) 1985年世界遺産登録 ■旅の終着点、キリスト三大聖地の一つ スペイン北部ガリシア地方の都市、サンティアゴ(使徒ヤコブのスペイン名)では、かつてヤコブの遺骸が発見されたという噂から、中世ヨーロッ...read more
文化遺産

アマルフィ海岸(イタリア)

Costiera Amalfitana (Italy)  OUV (ii)(iv)(v) 1997年世界遺産登録 ■切り立った断崖にへばりつくような街並みが造り上げた景観 ソレントからサレルノに至る約30kmにわたる絶景の海岸線が世界遺産です。断崖絶壁のような厳しい環境にも関わらず、中世初期から続く集落⇒町への持続的な発展が、まさに文化的景観として認められています。 アマルフィ資産範囲 ユネスコH...read more