サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)(スペイン)

javier alamoによるPixabayからの画像 サンティアゴ巡礼

※アイキャッチ画像は版権フリー「javier alamoによるPixabayからの画像」

Santiago de Compostela (Old Town) (Spain) OUV (i)(ii)(vi)

1985年世界遺産登録

■旅の終着点、キリスト三大聖地の一つ

スペイン北部ガリシア地方の都市、サンティアゴ(使徒ヤコブのスペイン名)では、かつてヤコブの遺骸が発見されたという噂から、中世ヨーロッパ三大聖地の一つとなりました。

フランスからピレネー山脈を越えて、さらに遠方からも、この地に向かういくつもの巡礼路が発達したほど。“スペインの巡礼路”“フランスの巡礼路”もそれぞれ世界遺産に登録されています。

そんなキリスト教徒の巡礼の終着点が、ここサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂ですが、世界遺産としては「大聖堂を囲む旧市街」と、南に外れた「サンタマリア・デ・コンチョ修道院」の2つが登録されています。

街自体はガリシアの州都であり、世界の数ある大学の中でも最も古い歴史を持つうちの一つとも言われるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学があり、学問の街でもあります。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」は9世紀ごろに建てられたそうですが、イスラム勢力によって破壊され、現存するのは12世紀に再建されたものです。

元はロマネスク様式でしたが、再建されたのはゴシック様式をベースにしつつ、17世紀に完成したファサードは豪華春蘭なガリシア風のバロック(チュリゲラ様式とも呼ばれるそう)様式となり、様々な時代の建築となっています。

サンタマリア・デ・コンチョ修道院」は非常に情報が少ないのですが、というのも現在は精神科病棟の一部になっているようで、受付で許可をもらってから、初めてロマネスク様式の回廊内部を見学できるそうです。

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