登録基準(ⅱ)

文化遺産

ザンジバル島のストーン・タウン(タンザニア)

■東西の文化が入り混じったインド洋に浮かぶ歴史都市 インド洋に浮かぶザンジバル島、ザンジバルシティーの旧市街にあたるストーン・タウンが世界遺産に登録されています。
文化遺産

マハーバリプラムの建造物群(インド)

■さながら屋根のないオープンミュージアム!ヒンドゥーの芸術の町 インド南東部の海岸沿いの港町マハーバリプラムはヒンドゥーにおける聖地の一つであり、メインとなる建造物群、ムクンダ・ナヤナール寺院、ピダリ・ラタおよびバリアン・クッタリ・ラタの3つのエリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

プラハ歴史地区(チェコ共和国)

■神聖ローマ帝国の栄華を誇る中世の街並み ヴルタヴァ河畔に広がるチェコの首都の中心部、プラハの歴史地区と、郊外のプルーホニツェ公園の2つが世界遺産に登録されています。
文化遺産

シンガポール植物園(シンガポール)

■きっかけはイギリスの世界遺産!?シンがポールの時代を変えた植物とは シンガポール中心部に、アジアで初めて植物園として、また自国で初めての世界遺産に登録されたボタニックガーデンがあります。
文化遺産

サマルカンド-文化交差路(ウズベキスタン)

■シルクロードを通して栄えた文化 世界遺産のタイトルには世界遺産たる特徴が表れていますが、文化交差路=まさにこの言葉通り、シルクロード等東西アジアから欧州までの交易中継地として発展を遂げてきました。紀元前まで遡ると、中央アジア最古の都市とされ、オアシス都市として栄えます。マケドニア王国のアレクサンドロス大王の東方遠征によって訪れたとされ、一説にはここで恋に落ちたとか。世界遺産に登録されているのは5件。そのうち3つを紹介します。
文化的景観

ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)

■ドナウ流域に広がる中世の街並みとブドウ畑が織りなすメルヘンな景観 オーストリア中部、全長約3,000kmにおよぶドナウ川の中でも特に美しいとされるヴァッハウ渓谷、約30kmの流域が世界遺産に登録されています。流域にはベネディクト会メルク修道院と古都クレスムが含まれ、今では滅多に見られない自然と文化を巧みに調和させた景観が広がる渓谷です。
文化遺産

ピエンツァの歴史地区(イタリア)

Historic Centre of the City of Pienza (Italy)  OUV(i)(ii)(iv) 1996年世界遺産登録 ■中世ヨーロッパ、ルネサンス期の街並み ルネサンス期の15世紀中ごろにローマ教皇となったピウス2世。彼は同じく世界遺産に登録されているシエナの街出身であり、シエナの大学を出た後、神聖ローマ帝国に仕え、歴史家としても詩人としても外交官としても使えたそうで...read more
文化的景観

ペルシャ庭園(イラン)

※アイキャッチ画像は許諾不要「Leo Kool による画像」 The Persian Garden ( Islamic Republic of Iran ) OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi) 2011年世界遺産登録 ■エデンの楽園を模倣したとされる、庭園設計 文化遺産の価値において、建築物だけでなく、庭園設計も非常に重要な価値に含まれます。日本における金閣寺は火災によって一度焼失し、...read more
文化遺産

インドの山岳鉄道群(インド)

■150年前から険しい山岳を走るインド鉄道の歴史 インドの北部・東部・南部と全く異なる3つの地域に敷かれた3つの鉄道が、まとめて山岳鉄道群として世界遺産に登録されています。
文化遺産

シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡(イタリア)

■白亜の石灰岩美しい街は古代ギリシャ神話が残る世界 イタリア・シチリア島の東岸、シラクーザ県の県都シラクーザに位置するオルテュギアー島と、ネアポリス等から成るドーナツ型のエリア、そしてパンターリカのネクロポリス、計3つのエリアが世界遺産に登録されています。
危機遺産

古都ダマスクス(シリア・アラブ共和国)

■世界最古のモスクが残るイスラムの巡礼地 シリアの首都ダマスクスのうち、ウマイヤド・モスクを含む城壁で囲まれた内部がシリアで最初の世界遺産に登録されています。
危機遺産

パルミラの遺跡(シリア・アラブ共和国)

◆かつて王国が存在した砂漠の中の都市 シリア砂漠にオアシスと共に存在するパルミラ遺跡。現存するものはもともとかなり限定的で、砂漠の中に骨のように列柱が残る程度でしたが、2015年のISによる破壊活動によってさらに廃墟化が進みました。しかしここはかつてナツメヤシが生い茂り、交易によって一大王国になり、ローマ皇帝が絶賛した美しい都市があった、ロマンあふれる都市でした。この地域はシルクロードの中継地「隊商都市」として交易で栄えました。ヨルダンの「ペトラ遺跡」同様、シリア砂漠を横断するキャラバンにとって重要だったのです。
文化遺産

ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(イタリア・教皇聖座)

Historic Centre of Rome, the Properties of the Holy See in that City Enjoying Extraterritorial Rights and San Paolo Fuori le Mura (Italy)  OUV (i)(ii)(iii)(iv)(vi) 1980年世界遺産登録 1990年範囲拡大 ■オオカミに育てられた双子の...read more
文化遺産

ヴァティカン市国(教皇聖座)

■カトリックの総本山、ヴァティカンとは? ヴァティカンは、「ヴァティカン市国」という地理的・国家的地域として、また「教皇聖座」という宗教的地域として、いずれもその全域が世界遺産に登録されています。
文化遺産

古代都市パレンケと国立公園(メキシコ)

■1000年以上昔に宇宙飛行士が!?マヤ文明の芸術的な遺跡 メキシコ南部、チアパス州のジャングルの奥深くに佇むマヤ文明の古代都市、パレンケが世界遺産に登録されています。
文化遺産

カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会(イギリス)

■イングランドを二分する管区で、イングランド国教会の総本山 イングランド南東部ケント州のカンタベリーにあるイングランド国教会のカンタベリー大聖堂および聖マーティン教会、そしてベネディクト会の聖オーガスティン大修道院の3つが世界遺産に登録されています。
文化遺産

パリのセーヌ河岸(フランス)

■時代とともに変わり続けた宗教・文化・芸術の中心地 パリと言えば誰もが知っている建築が観光名所としても有名になっていますが、例えばエッフェル塔は世界遺産です。しかしエトワール凱旋門は世界遺産ではありません。注目すべきなのは世界遺産の登録名にあるとおり、「セーヌ河岸」という点です。
文化遺産

ピサのドゥオモ広場(イタリア)

倒れそうで倒れない「奇跡の広場」 イタリア中部のトスカーナ地方の自治都市、ピサに位置するドゥオモ広場には、ドゥオモ(大聖堂)・鐘楼・洗礼堂・カンポサント(墓所)の主に四つの建築が残り、広場全体が世界遺産に登録されています。
文化的景観

ウェールズ北西部のスレートの景観(イギリス)

■スレートと呼ばれる希少性の高い石材が創り上げた産業の街並み ウェールズ北西部に位置するスノードン山脈には、スレートと呼ばれる石材の採掘場とその鉱業がもたらした建築や農村環境が文化的景観として認められ、6エリアが世界遺産に登録されています。
文化的景観

シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷(フランス)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Christelle PRIEURによるPixabayからの画像」 The Loire Valley between Sully-sur-Loire and Chalonnes ( France ) OUV(i)(ii)(iv) 2000年世界遺産登録 2017年軽微な範囲変更(シャンボール城は1981年に登録済) ■100以上の古城が残る美しい景観 ロワール渓...read more