先住民族

文化的景観

バジ・ビムの文化的景観(オーストラリア)

■世界で最も広範で最も古い養殖システム オーストラリア南東部、タスマニア州近くの海岸に接近した地域に、バジビム・ティレンダラ・クルトニチの3つに区分されたエリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス(アルゼンチン)

■左手の手形が物語る先住民の暮らし アルゼンチン南部のサンタ・クルス州、パタゴニア地方、ピントゥラス渓谷に沿って点在する洞窟のような壁面が世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅶ)

パーヌルル国立公園(オーストラリア)

■20世紀になるまで知られていなかった、縞模様の奇岩で作られた世界 パーヌルル国立公園は、西オーストラリア州東キンバリー地区クヌヌラの南方に位置し、世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅸ)

カナイマ国立公園(ベネズエラ)

■東京23区がすっぽり入るほどの頂上をもつ天空の山々 ベネズエラ南東部ギアナ高地には、いつも比較に使わせていただいている、四国で例えると1.5倍以上の面積を誇るカナイマ国立公園があります(オーストラリアの「カカドゥ国立公園」やタンザニアの「セレンゲティ国立公園」は四国とほぼ同面積)。
コラム

なぜ日本人はウルルに登ったのか

■今から2年ほど前話題になった、「エアーズロックの登山が禁止になる」というニュース。 当時旅行会社でエアーズロック(ウルル)に行くパッケージ商品を作っていた私の耳には、業界全体が「これからウルルが売れなくなる」という懸念ばかりが入ってきました。実際にそのころ、間際のかけこみ需要とともに、禁止になった2019年10月以降は需要が激減。一方で現地支店やウルルのリゾート経営からは、それは特に日本人のみに該当する事象であり、多国はそこまで変化はないという話も沢山あったそうです。なぜ特に日本人はウルルに登ることにこだわるのか?世界遺産の観点で考えたことがあります。
文化的景観

ウルル・カタジュタ国立公園(オーストラリア)

■アボリジニの聖地 オーストラリア中部の国立公園内には、世界最大級の一枚岩ウルル(エアーズロック)と、ドーム型の奇岩群カタジュタ(マウントオルガ)がそびえている。1987年自然遺産として登録。一方先住民族アボリジニの部族アナングにとって、日本語にいうと「聖地」に近い意味合いであり、周辺に彼らの神話や生活が描かれた壁画が残されており、文化的観点から94年に複合遺産として再登録された。
登録基準(ⅳ)

ンゴロンゴロ保全地域(タンザニア)

※アイキャッチ画像は版権フリー「Mugwe ThomasによるPixabayからの画像」 Ngorongoro Conservation Area (United Republic of Tanzania)  OUV(iv)(vii)(viii)(ix)(x) 1979年世界遺産登録 2010年範囲拡大 ■世界最大級のクレーターに生きる動植物 とにかく広大なエリアに、草原、サバンナ、森林などの多様...read more
登録基準(ⅰ)

カカドゥ国立公園(オーストラリア)

Kakadu National Park (Australia)  OUV (i)(vi)(vii)(ix)(x) 1981年世界遺産登録 1987年、1992年範囲拡大 2011年軽微な変更 ■最初の住人 オーストラリア北部、ノーザンテリトリー準州には、カカドゥ国立公園があります。公園と言ってもその面積はなんと四国とほぼ同じくらい。また公園にほど近い海に浮かぶフィールド島とバロン島を含めた3か所...read more
登録基準(ⅶ)

キリマンジャロ国立公園(タンザニア)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Julian HackerによるPixabayからの画像」 Kilimanjaro National Park ( Tanzania ) OUV(ⅶ) 1987年世界遺産登録 ■富士山も子供に見えるアフリカ最高峰を擁する タンザニアとケニアの国境近く、標高5895mのキリマンジャロを中心とした、赤道直下の国立公園。 シラ峰(3962m)・キボ峰(5895m) 、...read more
コラム

オーストラリアの歴史は浅いのか

最近目にすることが多くなった、アボリジニアート、いわゆるドットアート。 私も仕事で、アボリジニアートコーディネーターで”世界ふしぎ発見”などの番組にも出演された内田真弓氏とご一緒する機会に恵まれ、その絵のもつ意味、魅力を強く感じました。 アボリジニはオーストラリア大陸の先住民族であり、モンゴロイド(黄色人種)、ネグロイド(黒人種)、コーカソイド(白人種)と、人類学上では4つに分けられる大きな区分け...read more
登録基準(ⅸ)

テ・ワヒポウナム(ニュージーランド)

Te Wahipounamu – South West (New Zealand)  OUV (vii)(viii)(ix)(x) 1990年世界遺産登録 ■広大な国立公園に守られた翡翠の産地 テ・ワヒポウナムとは聞きなれない発音ですが、先住民マオリ族の言葉で「グリーンストーン(翡翠)の産地」という意味の大地を指します。オーストリアの「ウルル・カタジュタ国立公園」にもアボリジニと大地の密接な関係は...read more
登録基準(ⅸ)

クイーンズランドの湿潤熱帯地域(オーストラリア)

Wet Tropics of Queensland (Australia)  OUV (ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ) 1998年世界遺産登録 2018年撮影 ■熱帯雨林 クイーンズランド州にある熱帯雨林は約450KMに及ぶ南北に広がる。700以上の国立公園や保護区を含み、多くの動植物、絶滅危惧種が生息する。 ■登録範囲 <ディンツリー国立公園> 世界最古の熱帯雨林。太古のシダ類、ツタなどが生い茂り、映画...read more
登録基準(ⅸ)

オーストラリアのゴンドワナ雨林(オーストラリア)

Gondwana Rainforests of Australia (Australia)  OUV (viii)(ix)(x) 1986年世界遺産登録 1994年範囲拡大 ■ゴールドコーストは海より山!古代大陸にあった太古の森 オーストラリア東部の沿岸沿いの都市ゴールドコーストには、美しいビーチと、ビーチ沿いにも関わらず高層ビルが平行して林立する都市とが一つになった、リゾートに欲しいものが揃って...read more
登録基準(ⅶ)

セレンゲティ国立公園(タンザニア)

※アイキャッチ画像は版権フリー「Alfred DielmannによるPixabayからの画像」 Serengeti National Park (United Republic of Tanzania)  OUV(vii)(x) 1981年世界遺産登録 ■タンザニア最大の国立公園「果てしない草原」 ヴィクトリア湖東の3州にまたがるタンザニア最大の国立公園は、日本でいうと四国の面積に近しいほど広いそ...read more