アツィナナナの雨林群(マダガスカル)
■太古に大陸から切り離され、島と化したことで独自の進化を遂げた森
マダガスカル島は世界で4番目に大きいとも言われる「島」ですが、かつて存在したゴンドワナ大陸の一部だった部分が分離し、およそ6000万年前に孤島となりました。現在この島には3つの世界遺産が登録されており、そのうちの一つ、東部の南北に広がるアツィナナナの熱帯雨林は、広大な国立公園を複数含む、13のエリカからなります。“アツィナナナ”とは“東”の意味。その通りほとんどが東海岸に近い位置に広がっており、熱帯雨林の中で多くの動植物が住んでいます。