建築家

文化遺産

ピエンツァの歴史地区(イタリア)

Historic Centre of the City of Pienza (Italy)  OUV(i)(ii)(iv) 1996年世界遺産登録 ■中世ヨーロッパ、ルネサンス期の街並み ルネサンス期の15世紀中ごろにローマ教皇となったピウス2世。彼は同じく世界遺産に登録されているシエナの街出身であり、シエナの大学を出た後、神聖ローマ帝国に仕え、歴史家としても詩人としても外交官としても使えたそうで...read more
文化遺産

シェーンブルン宮殿と庭園群(オーストリア)

■パリ・ヴェルサイユを凌駕すべく建てられたハプスブルク家の離宮 17世紀末、時の神聖ローマ帝国皇帝、レオポルト一世が命じた夏の離宮、シェーンブルン宮殿。それは元あった狩猟用の館を改築し、フランス王朝に対抗してヴェルサイユ宮殿を超える建築を目指したものでした。そのためスウェーデンのドロットニングホルム宮殿と同様、バロック式の建築を意識したつくりとなります。
文化遺産

ヴァティカン市国(教皇聖座)

■カトリックの総本山、ヴァティカンとは? ヴァティカンは、「ヴァティカン市国」という地理的・国家的地域として、また「教皇聖座」という宗教的地域として、いずれもその全域が世界遺産に登録されています。
コラム

ガウディとその時代

アントニ・ガウディは多くの日本人が知っている名建築家ですが、「ガウディ伝」には、 アントニ・ガウディは1852年生まれ。この時代は日本ではペリーの浦賀来航の1年前。まだ刀を持っていた時代の建築家が造った聖堂が、今なお建設中というこの不思議さを感じることができる ガウディ伝より引用 こう書いています。そしてガウディが生まれた街は、レウスという、この時代、ロンドンやパリに劣らないほどスペインでは大都会...read more
文化遺産

自由の女神像(アメリカ)

※アイキャッチ画像は版権フリー「Monica VolpinによるPixabayからの画像」 Statue of Liberty (United States of America) OUV(ⅰ)(ⅵ) 1984年世界遺産登録 ■正式名称は”世界を照らす自由” ニューヨーク港内マンハッタン島から3kmのリバティ島にあるお馴染みの像の正式名称は、“Liberty Enlightening the Wo...read more
文化的景観

シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷(フランス)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Christelle PRIEURによるPixabayからの画像」 The Loire Valley between Sully-sur-Loire and Chalonnes ( France ) OUV(i)(ii)(iv) 2000年世界遺産登録 2017年軽微な範囲変更(シャンボール城は1981年に登録済) ■100以上の古城が残る美しい景観 ロワール渓...read more
文化遺産

セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館(スペイン)

■中世スペインの歴史と誇りが詰まった3建築 アンダルシア地方、セビリアの町の中心部に集合する大聖堂、宮殿(アルカサル)、インディアス古文書館の3つの建築が世界遺産に登録されています。
文化遺産

ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設(ウクライナ)

■正教会や統治国による様々な建築要素を取り入れた広大な邸宅 ルーマニアとの国境近くに位置する街、チェルニフツィ(旧ブコヴィナ)に残る大学兼邸宅が世界遺産に登録されています。
文化遺産

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院(イタリア)

■浸食や爆撃からも免れた奇跡の壁画 ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。この教会のかつて食堂だった壁には、レオナルド・ダ・ヴィンチが15世紀末に描いた『最後の晩餐』のフレスコ画が残っています。隣接するドメニコ会修道院と共に、世界遺産に登録されています。
文化遺産

歴史的城塞都市カルカッソンヌ(フランス)

■歴史の変遷と修復活動により今なお残る中世の城塞都市 フランス南部、スペインにほど近いカルカッソンヌ地方には、全長約3kmの二重の城壁に囲まれた城塞都市があります。ローマ時代から続く増改築と修復を繰り返し、なお今残る城壁と内部が世界遺産に登録されています。
文化遺産

原爆ドーム(日本)

■建築としての価値より平和へのメッセージ 原爆ドームは人類史上初めて使用された核兵器の惨禍を、その当時のまま目に見える形で残っている唯一の建造物です。
文化遺産

ヴェルサイユの宮殿と庭園(フランス)

■宮殿と庭園、世界が憧れ模倣した、まさに世界一の宮殿 有名なパリ郊外に位置するヴェルサイユ宮殿は、世界遺産としてはその名の通り、「宮殿」と「庭園」が登録されています。広大な敷地でありつつ、緩衝地域はさらに広大です。マンサールやル・ヴォーなどの宮廷建築家、ル・ブランよる室内装飾、ル・ノートルによる造園。そしてマリーアントワネットの宮廷生活から逃避した田園風景など、歴史とロマンの大舞台です。
文化遺産

ヴァイマルとデッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群(ドイツ)

※アイキャッチ画像は版権フリー「TegulaによるPixabayからの画像」 Bauhaus and its Sites in Weimar, Dessau and Bernau ( Germany ) OUV(ii)(iv)(vi) 1996年世界遺産登録 2017年範囲拡大 ■時代は曲線から直線へ。そして空間を形作る新素材の誕生 19世紀には自然をモチーフにしたモデルニスモやアールヌーボーとい...read more
文化遺産

フィレンツェの歴史地区(イタリア)

Historic Centre of Florence (Italy)  OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi) 1982年世界遺産登録 ■ルネサンス全盛期が残る街並み ルネサンス(Renaissance)は「再生」「復活」を意味するフランス語であり、一義的には、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動であり、14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった(文化運...read more
文化遺産

アントニ・ガウディの作品群(スペイン)

Works of Antoni Gaudí (Spain)  OUV (i)(ii)(iv) 1984年世界遺産登録 2005年範囲拡大 ■手袋用のショーケースから始まったガウディの作品 アントニ・ガウディは1852年生まれ。この時代は日本ではペリーの黒船来航の1年前に当たります。まるで時代が異なるような印象を受けるかもしれません。 ガウディの才能を見出した中でもスペインの実業家であったエウセビオ...read more
文化遺産

バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院(スペイン)

Palau de la Música Catalana and Hospital de Sant Pau, Barcelona (Spain)  OUV (i)(ii)(iv) 1997年世界遺産登録 2008年軽微な変更 ■イスラム建築とキリスト建築の融合を、新素材で優雅に結び付けた傑作 カタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院は、いずれもバルセロナにある、モデルニスモの時代を開花させた建築です。モデ...read more
文化遺産

オペラハウス(オーストラリア)

Opera House (Australia)  OUV (ⅰ) 2007年世界遺産登録 2019年撮影 オペラハウス内観 ■経緯 独特な外観から注目されがちなのは、設計したヨーン・ウッツン。彼はデンマーク人ですが、コンペで優勝して採用された際、実は一度もオーストラリアを訪れたことがなかった。想像と計算のみで構想したとされ、私が現場に訪れた際に聞いた話でもっとも驚いた点です。 ただ時の政権が変わり...read more
危機遺産

ウィーンの歴史地区(オーストリア)

Historic Centre of Vienna (Austria)  OUV (ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)  2001年世界遺産リスト登録 2017年危機遺産リスト登録 ■時代とともに変わり続け、今変わることが危機になった街 一見、中世ヨーロッパの名残を感じる街並みですが、古い建物は古代ローマ時代からの歴史を持ち、今の残る多くは18世紀以降のバロック調の家々や、19世紀後半の都市計画に基づいてつくられた...read more
文化遺産

バース市街(イギリス)

City of Bath (United Kingdom)  OUV (i)(ii)(iv) 1987年世界遺産登録 ■お風呂(bath)の由来となった街 先史時代より、古代ケルト民族により温泉を信仰の対象とする風習があったようで、bathの語源はそこから来ているとされています。 温泉が保養地として使われるようになったので、ローマ帝国が範囲を拡大していった1世紀ごろ。イングランドまで支配地を広げた...read more