文化遺産

ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会(ウクライナ・ポーランド)

■国境を越えて登録された木造教会群ポーランドとウクライナのちょうど境目を中心に円状に広がって、全16棟の木造教会が世界遺産に登録されています。
文化的景観

ラパ・ヌイ国立公園(チリ)

■南太平洋の絶海の孤島で進化したユニークな文化ここは南太平洋に浮かぶおおよそ宮古島くらいの島が、かつて移住してきたポリネシア系の先住民族らがモアイなどの独自の文化と生活様式を根付かせたとして世界遺産に登録されています。
文化遺産

アンコール(カンボジア)

◇さながら屋外都市博物館。クメール建築が織り成す世界!カンボジア北部のシェムリアップ州には、中世に栄えたクメール王朝の旧都がほぼ200k㎡にわたり広がっており、11~15世紀にかけて栄華を誇った石造建築物群が、北からバンテアイ・スレイ、アンコール、ロリュオスの3エリアとして世界遺産に登録されています。
コラム

ヌビアの遺跡救済キャンペーン

世界遺産条約誕生のきっかけともいわれるこの活動は、まさにユネスコがイニシアチブを取って行われました。1950年代初頭、エジプトは近代化や灌漑用水の確保のため、ナイル川上流に巨大な”アスワン・ハイダム”の建設計画を策定。一方ダムが造られると、同じくナイル川沿いに位置するアブ・シンベル神殿やフィラエのイシス神殿などを含むエジプト新王国時代のヌビアの遺跡群が水没してしまうという危機に陥りました。
登録基準(ⅹ)

奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島(日本)

■まるで東洋のガラパゴス諸島。大陸から切り離された島々に沢山のオリジナルの生き物が!奄美群島とは、大島,加計呂麻島,請島,与路島,喜界島,徳之島,沖永良部島,与論島の8つの有人島からなる島々。鹿児島県からはその中の奄美大島と徳之島,そして沖縄県からはやんばるを含む北部と西表島が世界遺産に登録されています。
文化遺産

フランク・ロイド・ライトの20世紀建築(アメリカ)

※アイキャッチ画像は「pixabayからの画像fallingwater-1626579_1280」The 20th-Century Architecture of Frank Lloyd Wright ( United States of America ) OUV(ii)2019年 世界文化遺産登録◇オープンプランによる居住空間に吹き込んだ新しい風フランク・ロイド・ライトが20世紀前半に手掛けた...read more
コラム

映画と世界遺産

映画に世界遺産が登場すること、特に”007”などのスパイ映画や”アルマゲドン”などの世界的有名なアクション・SF系は世界遺産が映りがちですが、ほんの一瞬のコマだったりするので、ここではもう少し長めに舞台として映された世界遺産(を含む地域)を取り上げたいと思います。
コラム

世界遺産と観光

文化や自然を守る意義 世界遺産とは1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称、世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに登録された文化と自然に関する物件を示しています。この世界遺産条約の正式名称の通り、採択した目的は「文化遺産と自然遺産」の保護。 ではなぜ保護が必要なのでしょうか。 私は世界遺産に関して大学等での解説等を行う際には、学生に分かりやすく...read more
自然遺産

ドロミーティ(イタリア)

■世界中のロッククライマーを魅了する切り立った絶壁の絶景北部イタリア・アルプスの中でも、尖塔のようにつきでた尖峰や岩壁、氷河やカルスト系の地盤など見事で様々な景観をもつ、ペルモ-クローダ・ダ・ラーゴなどの9つのエリアが世界遺産に登録されています。
危機遺産

スマトラの熱帯雨林遺産(インドネシア)

〇"スマトラのアンデス"山脈に沿って広がる独自の生態系の森スマトラ島の熱帯雨林のうち、北部のグヌン・ルセル国立公園、中部のケリンチ・セブラ国立公園、南部のブキット・バリサン・セラタン国立公園、この3つの保護地域が世界遺産に登録されています。
文化遺産

ダーウェント峡谷の工場群(イギリス)

◇一人の発明による、小さな寒村から工場の町への発展イギリス中部ダーウェント渓谷は、18~19世紀の間繁栄した綿工場と産業景観が世界遺産に登録されており、工場システム誕生の地として歴史的にも、技術的にも、技術的にも重要な意義を有する地であると評価されています。
文化的景観

ウルル・カタジュタ国立公園(オーストラリア)

◇二万年前から今なお続く先住民の記憶の大地オーストラリア中部の国立公園内には、世界最大級の一枚岩ウルル(エアーズロック)と、ドーム型の奇岩群カタジュタ(マウントオルガ)がそびえている。1987年自然遺産として登録。一方先住民族アボリジニの部族アナングにとって、日本語にいうと「聖地」に近い意味合いであり、周辺に彼らの神話や生活が描かれた壁画が残されており、文化的観点から94年に複合遺産として再登録された。
文化遺産

自由の女神像(アメリカ)

※アイキャッチ画像は版権フリー「Monica VolpinによるPixabayからの画像」Statue of Liberty (United States of America) OUV(ⅰ)(ⅵ)1984年世界文化遺産登録◇正式名称は”世界を照らす自由”ニューヨーク港内マンハッタン島から3kmのリバティ島にあるお馴染みの像の正式名称は、“Liberty Enlightening the Worl...read more
文化遺産

リヨン歴史地区(フランス)

◇ローマ時代から続く歴史を、連続性を持たせて残してきた街並みフランス南東部、ローヌとソーヌ両河の合流点にある歴史地区は、交通の要衝として、2000年に渡って栄えてきたあらゆる時代を反映したアンサンブルとして、その街並みが世界遺産に登録されています。
コラム

なぜ日本人はウルルに登ったのか

■今から2年ほど前話題になった、「エアーズロックの登山が禁止になる」というニュース。当時旅行会社でエアーズロック(ウルル)に行くパッケージ商品を作っていた私の耳には、業界全体が「これからウルルが売れなくなる」という懸念ばかりが入ってきました。実際にそのころ、間際のかけこみ需要とともに、禁止になった2019年10月以降は需要が激減。一方で現地支店やウルルのリゾート経営からは、それは特に日本人のみに該当する事象であり、多国はそこまで変化はないという話も沢山あったそうです。なぜ特に日本人はウルルに登ることにこだわるのか?世界遺産の観点で考えたことがあります。
コラム

オーストラリアの歴史は浅いのか

最近目にすることが多くなった、アボリジニアート、いわゆるドットアート。私も仕事で、アボリジナルアートコーディネーターで”世界ふしぎ発見”などの番組にも出演された内田真弓氏とご一緒する機会に恵まれ、その絵のもつ意味、魅力を強く感じました。アボリジナルピープルはオーストラリア大陸の先住民族であり、モンゴロイド(黄色人種)、ネグロイド(黒人種)、コーカソイド(白人種)と、人類学上では4つに分けられる大き...read more
文化的景観

オルチア渓谷(イタリア)

■人が創り上げた理想的なトスカーナの農村風景イタリア中部トスカーナ州、シエーナの農耕田園地帯のオルチア渓谷が世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅸ)

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域(オーストラリア)

○ここは世界の13%を占めるユーカリの森が広がる特異点オーストラリアの東海岸の都市シドニーから車で1時間ほどの内陸に広がる8つの保護区を総称し、グレーターブルーマウンテンズ地域として全体が世界遺産に登録されています。
文化的景観

ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)

■ドナウ流域に広がる中世の街並みとブドウ畑が織りなすメルヘンな景観オーストリア中部、全長約3,000kmにおよぶドナウ川の中でも特に美しいとされるヴァッハウ渓谷、約30kmの流域が世界遺産に登録されています。流域にはベネディクト会メルク修道院と古都クレスムが含まれ、今では滅多に見られない自然と文化を巧みに調和させた景観が広がる渓谷です。
文化的景観

ケブラーダ・デ・ウマワーカ(アルゼンチン)

◇先史時代から続く人々の往来と農業により作られた景観アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置するフフイ州、ウマワーカ渓谷は、グランデ川によって切り開かれた150㎞を超える長さの渓谷であり、世界遺産に登録されています。