サガルマータ国立公園(ネパール)

Simon SteinbergerによるPixabayからの画像

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「My pictures are CC0 When doing composingsによるPixabayからの画像」

Sagarmatha National Park ( Nepal ) OUV(vii)

1979年世界遺産登録

■世界遺産誕生2年目の登録、ダイナミックな山々。

世界遺産登録が始まって2年目の委員会にて登録された国立公園。ドラマチックな景観の山と谷、そして氷河、何より登録時の標高8848mを誇る世界一のエベレスト(チベット語でチョモランマ、ネパール語でサガルマータ)を持つ世界に類を見ない公園です。

サガルマータとは「世界の頂上」を意味するそうですが、頂上付近の動植物相も特徴的で、ヒマラヤグマやユキヒョウ、レッサーパンダなどの動物や、様々な鳥やチョウなど、貴重な野生動物が生息しています。

地質学的には若く成り立ったそうで、そんな山々や氷河は地球の変化の歴史を紐解く手がかりとなります。

例えば、世界の頂上とも言われる高さを持ちますが、なんとこの山からはアンモナイト等の海の生物の化石が発掘されているのです。

それには、数千万年前にこの山が形成された過程として、インドプレートとユーラシアプレートが衝突してできたことが影響していると考えられています。つまり、かつて海だった地層が衝突によって盛り上がって形成されたのです。

ここにはシェルパ族とも呼称されるネパールの少数民族が生活をしています。彼らがこの地に住み始めたのはそう古くないようですが、厳しい山越えをサポートするポーターとして活躍していましたが、今では登山に欠かせないガイドであり、またヒマラヤの環境と共存し、サステイナブルな保護活動を担っている重要な人々です。

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