ノヴォデヴィチ女子修道院群(ロシア)

step-svetlanaによるPixabayからの画像

※アイキャッチ画像は「step-svetlanaによるPixabayからの画像」

Ensemble of the Novodevichy Convent ( Russian Federation ) OUV(i)(iv)(vi)

2004年世界遺産登録

■16-17世紀に広がったモスクワ・バロック建築の代表作

モスクワの南西にあるノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ川のほとりにたち、要塞の意味もかねて16~17世紀に造られました。世界遺産に登録されているのは、この修道院を含む複数の建築物で、この要塞のような城壁に囲まれています。

修道院は貴族の女性専用修道院として使用されたことで有名で、未亡人の多くがここにやってきたそうです。当時ロシア正教では離婚が禁止されていたので、ここに逃げ込んだ女性も多かったとか。

こうして隣国からも修道女がやってくるようになると、17~18世紀には孤児院や病院なども併設されていきました。

もっとも有名な建築は敷地の中央にある「スモレンスキー聖堂」で、ロシア風のバロック様式で造られ、6本の柱と5つのドーム屋根をもちます(特にモスクワ・バロックと呼ばれます)。

また城壁に隣接して墓地があり、ここにはロシアにおける政治家や音楽家、宇宙飛行士に至るまで様々な著名人が眠っているそうです。

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