※写真は版権フリー「Julius-SilverによるPixabayからの画像」クック諸島
先日、(社)台湾世界遺産登録応援会にて、台湾と世界遺産について講演する機会を頂戴しました。
ここでクエスチョンですが、台湾にはいくつ世界遺産があるのでしょう?
答えは0です。
なぜなら台湾はUNESCO非加盟であり、世界遺産条約を締結していないためです。
そこの経緯には紆余曲折あるのですが、一方で世界遺産でなくても世界遺産にふさわしいと台湾が考える候補地の選定がなされています。興味がある方は下記をご覧ください。
ところで、世界遺産条約は193の国と地域が締約していますが、世界遺産が未だゼロの国があるのはご存知でしょうか。
※人類共通の宝物なのに世界遺産0の国や数に偏りがあっていいの?グローバルストラテジーについてはコチラを参照ください。
下記一覧を作成してみましたが、26か国が未だ世界遺産0です。
また、世界遺産はあるものの、国連にはオブザーバーであったり、そもそも国連に非加盟であったりする国もあります。なお台湾のようにUNESCO非加盟であると世界遺産条約を締結していないために世界遺産が無い国となります。
※ただし、世界遺産条約の第32条には、「この条約は、国際連合教育科学文化機関の非加盟国で同機関の総会が招請するすべての国による加入のために開放しておく。」と記載されています。
ヴァティカン市国は微妙な立ち位置ですが、Holy See(教皇聖座)としてオブザーバー参加という形をとっています。
詳しくは、UNESCO HP や World Heritage Conventionサイトを参照ください。
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