クロンボー城

ksottrupによるPixabayからの画像 クロンボー城

※アイキャッチ画像は許諾不要「ksottrupによるPixabayからの画像」

Kronborg Castle ( Denmark ) OUV(ⅳ)

2000年世界遺産登録

■かつては防衛、今は交流の要、オアスン海峡の城

オアスン海峡はデンマークとスウェーデンとの距離がわずか4kmとなる特殊な場所。よって記録が残るなかでは13世紀頃から、ここは戦略的に重要な地であるとされてきました。

特にデンマーク側のヘルシンオア岬に建てられたクロンボー城は、16~18世紀の北ヨーロッパの歴史に城塞としての機能、通行税取り立ての要所としての機能など、重要な役割を演じたとされています(登録基準ⅳ)。

クロンボー城は16世紀に、国王フレデリック2世により、ルネサンス様式の城として建設が1574年に始まり、11年の歳月をかけ1585年に完成させました。

その後火災に遭ったり、スウェーデンの侵略を受けたりしたため、幾度も改修されていて、現在の状態は20世紀半ばの修復後のものだそうです。

北欧一といわれる大広間をもち、豪華な装飾の王の礼拝堂、トランペット奏者の塔などが残ります。

また、シェークスピアの『ハムレット』に登場する城のモデルともなったことで、ハムレット城とも呼ばれるそうです。

かつては敵国だったスウェーデンですが、今はここヘルシンオアから、スウェーデンのヘルシンボリへ、定期フェリーが発着しています。

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