プリトヴィッチェ湖群国立公園(クロアチア)

2012年撮影

Plitvice Lakes National Park (Croatia)  OUV (vii)(viii)(ix)

1979年世界遺産登録 2000年範囲拡大

■まるでファンタジーの世界!石灰華とエメラルドグリーンの湖群

首都ザグレブからバスツアーで片道2時間半ほど乗ると、「プリトヴィッチェ湖国立公園」の入口に差し掛かります。ここは階段状に多くの湖と滝が形成され、ヨーロッバブナの森に囲まれた美しい世界が広がります。

このファンタジックな世界を形成しているのは、石灰岩苦灰石(ドロマイト)を含んだ地層に、プロシュチャン湖から流れるプリトヴィッチェ川が流れ込むことで造り出した、階段状の石灰華と16の湖沼群です。

また時期によっては100に近い大小の滝を見ることもできますが、なんといっても石灰を溶かし、藻類やバクテリアを含んだ湖は雨天でも美しい色と透明度の湖は印象的でした。

2012年撮影 雨天でもこの透明度 10月でした。
2012年撮影 プルシュタヴツィの滝
2012年撮影 カルロジェヴァツ湖の遊歩道

ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境に近く、ドブロヴニク旧市街(詳しくはコチラ)と同様、1990年代に起こったユーゴスラヴィア連邦崩壊によって行った地域紛争の影響を受け、一時危機遺産に登録されましたが、1997年に解除されました。

この美しい大地に軍が駐屯し、地雷も埋められたというのですから、にわかに信じられませんが、破壊されたのは一部だったようで良かったと思います。

2000年には登録範囲も拡大され、100.2k㎡が追加されました。

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