ナスカとフマナ平原の地上絵(ペルー)

Monika NeumannによるPixabayからの画像

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Monika NeumannによるPixabayからの画像」

Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa ( Peru ) OUV(i)(iii)(iv)

1994年世界遺産登録

■その数700点以上!空から見てわかる地球規模の美術館。

首都リマから南、約450k㎡にわたって描かれた地上絵。紀元前500~後500年の間のものと推測されていますが、その期間はとても広いことからも、まだわからないことが沢山です。

幾何学的な図形、生物や植物など、考古学的に謎の部分が多いのです。地上絵の数は現在700以上の絵や模様があるとされています。大きさは10~300mまで様々。

発見されたのは1939年、アメリカの考古学者ポール・コソックとされています。またドイツ人研究者のマリア・ライヘはここに住み、地上絵の観測・記録を続け、線の一部に夏至と冬至に太陽が沈む方向と合致するものがあると発表、天文学的な意図があると考えられました。

それも未だ解明されていませんが、ライヘが気づいたのは、写真のハチドリの地上絵です。全長約96mのうち、クチバシ部分からヒントになったそうです。この地域は降雨量がとても少ないですが、ハチドリは水の量が増えるとナスカに姿を現すそうです。

そしてその雨の極端な少なさゆえに、地上絵は流されずに残ってきたと言われています。自然に文化が守られてきたのか、自然を利用して残してきたのか・・・。

コメント

  1. ふうちゃん より:

    こんばんは、ブログランキングから来ました。

    地上絵は、素晴らしいものが多いですね。
    あんな大きなものをどうやって作ったのかと想像するだけで心がはずみます。

    また、のぞきにきます。

    • 和隆 より:

      ふうちゃん様>いつもお越し下さりありがとうございます。地上絵の成り立ちは各国のピラミッドや巨石文化と同様、技術の無い時代にどうやったのか、決定的な証拠に期待してしまう一方、解明しない方が面白い気もしますね。当ブログもようやく80件近くの紹介となり、世界遺産検定の4級テキスト分くらいのボリュームになりました、次は100件目指してまいります、今後ともよろしくお願いいたします。

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