登録基準(ⅲ)

文化遺産

デロス島(ギリシャ)

■ギリシャ神話の太陽と月の神が誕生した聖なる地エーゲ海、キクラデス諸島の一つ、面積わずか4㎢の小島であるデロス島が、BC5世紀~同3世紀のアポロン神殿を中心とする古代宗教の聖地と政治の中心地であったとして世界遺産に登録されています。
文化的景観

石見銀山遺跡とその文化的景観(日本)

◇銀の採掘から始まった町づくり島根県太田市の石見銀山では、16世紀に朝鮮半島を渡って伝播した灰吹法による銀の精錬技術により、良質で大量の銀が採掘され、最盛期にはヨーロッパにまで銀が流通したとして、世界遺産に登録されています。
文化的景観

古都奈良の文化財(日本)

■かつて確かに存在した奈良という文化・社会・宗教の中心地世界遺産としての「古都奈良の文化財」には、東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城京跡の8ヵ所が記載されています。
文化遺産

カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群(イタリア)

■カルロ親子が夢見た宮殿と庭園、そして絹産業を中心にした国力の復活イタリア南西部、ナポリ近郊に、18世紀には”ナポリ王国のヴェルサイユ”と称される壮大なガゼルタの王宮が建築され、世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅰ)

ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群(トルコ共和国)

Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia (Turkey)  OUV (i)(iii)(v)(vii)1985年 世界複合遺産登録■映画のロケ地にもなった奇岩の絶景カッパドキアは古代ペルシア帝国やヒッタイト民族の領土であったことから、紀元前の様々な遺跡が残された大地です。またギョレメ国立公園やカイマクリやデリンクユと言った地域に広が...read more
文化遺産

シルクロード:長安-天山回廊の交易路網(中国・カザフスタン・キルギス)

■大航海時代より以前、人々は道を拓き、世界が交流した長安-天山回廊の交易路網は、ローマからアジア各地、日本までを相互に結び、文明発展の一端を担った「シルクロード」の一部として世界遺産に登録されています。
文化遺産

グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区(スペイン)

■中世イスラムとキリストの文化が共存する宮殿や庭園、そして町並みスペイン南部のグラナダに位置し、中世イスラム建築の頂点に位置するとも言われる建築が残る、アルハンブラとヘネラリーフェエリアがスペインで最初の世界遺産に登録され、そして1994年にアルバイシン地区が拡大登録されました。
文化遺産

古都アユタヤ(タイ)

Historic City of Ayutthaya (Thailand)  OUV (ⅲ)1991年世界遺産登録■400年栄えた「黄金の都」タイの首都バンコクから北へ90km。そこにはチャオプラヤー川とその支流に囲まれたアユタヤ歴史公園があります。ここはかつてアンコール王朝を滅ぼしたアユタヤ王朝の繁栄の跡が残る大地です。14世紀半ばから続くアユタヤ王朝は、その川を利用した交易によって莫大な富を生...read more
登録基準(ⅱ)

イビサ、生物多様性と文化(スペイン)

■今や一大リゾート、そこには自然と文化が育んできた歴史があったスペイン東部、バレアレス諸島南西部に位置する島、イビサ島と南部のフォルメンテラ島、そして両島の間の海洋が世界遺産に登録されています。
文化遺産

古代都市テーベとその墓地遺跡(エジプト)

■太陽神アメンを祀る再生復活の巨大都市、テーベとはカイロ南方、現在のルクソール近辺に位置する、古代エジプト時代に造られたカルナック神殿、ルクソール神殿、そしてネクロポリス(死者の都)と称される古代都市テーベの遺跡の計3エリアが世界遺産に登録されています。
文化的景観

ラパ・ヌイ国立公園(チリ)

■南太平洋の絶海の孤島で進化したユニークな文化ここは南太平洋に浮かぶおおよそ宮古島くらいの島が、かつて移住してきたポリネシア系の先住民族らがモアイなどの独自の文化と生活様式を根付かせたとして世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅰ)

古代都市テオティワカン(メキシコ)

■天空と地上を結び、そして神々が住まう謎多き古代都市遺跡メキシコ・シティの北東約40km、メキシコ中央高原に、「神々の集う場所」という意味をもち、紀元前100年ごろから6世紀まで栄えた都市遺跡が世界遺産に登録されています。
文化的景観

紀伊山地の霊場と参詣道(日本)

■人々の自然と仏への信仰の道が、今では海外からの注目を浴びています和歌山県・三重県・奈良県にまたがる紀伊山地の参詣道とそこに点在する神社寺院等の霊場23資産が世界遺産に登録されています。
文化遺産

マカオ歴史地区(中国)

Historic Centre of Macao (China)  OUV (ii)(iii)(iv)(vi)2005年世界遺産登録■東洋と西洋が交差した歴史地区歴史的な街道や、ポルトガル風や中国風の家並み、宗教的な建物・公共建築が集まった、22の建造物と8つの広場が「ギア要塞のエリア」「セントポール天主堂のエリア」の2つのエリアに分かれて、マカオ歴史地区として世界遺産に登録されています。国際交易...read more
文化遺産

ザンジバル島のストーン・タウン(タンザニア)

■東西の文化が入り混じったインド洋に浮かぶ歴史都市インド洋に浮かぶザンジバル島、ザンジバルシティーの旧市街にあたるストーン・タウンが世界遺産に登録されています。
文化遺産

マハーバリプラムの建造物群(インド)

■さながら屋根のないオープンミュージアム!ヒンドゥーの芸術の町インド南東部の海岸沿いの港町マハーバリプラムはヒンドゥーにおける聖地の一つであり、メインとなる建造物群、ムクンダ・ナヤナール寺院、ピダリ・ラタおよびバリアン・クッタリ・ラタの3つのエリアが世界遺産に登録されています。
文化的景観

ペルシャ庭園(イラン)

※アイキャッチ画像は許諾不要「Leo Kool による画像」The Persian Garden ( Islamic Republic of Iran ) OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi)2011年世界遺産登録■エデンの楽園を模倣したとされる、庭園設計文化遺産の価値において、建築物だけでなく、庭園設計も非常に重要な価値に含まれます。日本における金閣寺は火災によって一度焼失し、建築とし...read more
文化的景観

バジ・ビムの文化的景観(オーストラリア)

■世界で最も広範で最も古い養殖システムオーストラリア南東部、タスマニア州近くの海岸に接近した地域に、バジビム・ティレンダラ・クルトニチの3つに区分されたエリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

北海道・北東北の縄文遺跡群

■獲物を追う生活から定住へ!人類の進化が読み解ける大地 北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道・青森・秋田・岩手の1道3県にまたがり、先史時代の人々の農耕社会以前の生活の在り方と複雑な精神性を示す17の考古遺跡から構成された世界遺産です。
文化遺産

リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス(アルゼンチン)

■左手の手形が物語る先住民の暮らしアルゼンチン南部のサンタ・クルス州、パタゴニア地方、ピントゥラス渓谷に沿って点在する洞窟のような壁面が世界遺産に登録されています。