登録基準(ⅲ)

文化遺産

ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設(ウクライナ)

■正教会や統治国による様々な建築要素を取り入れた広大な邸宅 ルーマニアとの国境近くに位置する街、チェルニフツィ(旧ブコヴィナ)に残る大学兼邸宅が世界遺産に登録されています。
文化遺産

古代都市スコタイと周辺の古代都市群(タイ)

■幸福の夜明けを意味する通り、かつて栄えに栄えた街</h2> タイ北部に位置する、かつての古代都市スコタイの名残として、現在3つの国立公園が世界遺産に登録されています。
文化遺産

アジャンター石窟群(インド)

■1,000年かけて造られ、1,000年の眠りについた仏教寺院 インド中央部を流れるワゴーラー川に沿うように、約30の仏教石窟が並んでおり、耳の形をした湾曲部が世界遺産に登録されています。
文化遺産

エローラ石窟群(インド)

インド、オーランガバードには数多くのインド宗教的芸術が表現された石窟が残されています。中でも世界遺産に登録されているのは「エローラー石窟」と「アジャンター石窟」の2つ。エローラー石窟はそれだけで岩山に計34の石窟が掘られています。造られたのは4~9世紀、それも時代と共に宗教の種類も洞窟も変わっていきました。
文化遺産

ペルセポリス(イラン)

■かつて存在したペルシア最大の都市遺構 ペルセポリスとは、イラン南部の、かつてのアケメネス王朝の都であり、かつペルシア最大の規模であった都を指し、その遺構が世界遺産に登録されています。
文化遺産

アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟画(スペイン)

■数万年前の絵画技術なのに写実的! スペイン北部の海岸に沿うように点在する洞窟群。これら洞窟には先史時代に描かれた数多くの壁画が残るとして18の装飾洞窟が世界遺産に登録されました。
文化遺産

ティール(レバノン)

■かつてフェニキア都市国家として繁栄し、今はローマの遺跡が残る遺跡 レバノンの地中海に面した海岸沿いに、かつてフェニキア人が造った都市国家ティルスの遺跡が今なお残り、世界遺産に登録されています。
文化的景観

ピレネー山脈-ペルデュ山(スペイン・フランス)

■世界最古の歴史をもつ羊飼いが作り上げた景観 フランス・スペインの国境にあたるピレネー山脈。そのうち標高3500m級のペルデュ山の周辺は特に美しいと有名で、この山から北のフランス側は氷河残る風景、逆に南のスペイン側は温暖な気候で様相が異なります。そしてその国境には「ローランの裂け目」と呼ばれる、まるでファンタジー映画のように山にぽっかりと空いた裂け目があるのです。
登録基準(ⅲ)

ヒエラポリス-パムッカレ(トルコ共和国)

Hierapolis-Pamukkale (Turkey)  OUV (iii)(iv)(vii) 1988年世界遺産登録 ■冥界の王ハーデスに生贄を捧げる伝説から、一大温泉保養地へ トルコ南西部に、不思議と真っ白な棚田が広がります。 もちろん稲田ではなく、塩田でもありません。ここは石灰岩の大地。活断層の亀裂により噴き出した温水により、石灰が溶け、美しい白い石灰にミネラルが溶けたエメラルド色の水が...read more
登録基準(ⅰ)

ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群(トルコ共和国)

Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia (Turkey)  OUV (i)(iii)(v)(vii) 1985年世界遺産登録 ■映画のロケ地にもなった奇岩の絶景 カッパドキアは古代ペルシア帝国やヒッタイト民族の領土であったことから、紀元前の様々な遺跡が残された大地です。またギョレメ国立公園やカイマクリやデリンクユと言った地域に広が...read more
登録基準(ⅰ)

マチュ・ピチュの歴史保護区(ペルー)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Олег ДьяченкоによるPixabayからの画像像」 Historic Sanctuary of Machu Picchu ( Peru ) OUV(i)(iii)(vii)(ix) 1983年世界遺産登録 ■500年以上経った今なお残るインカ帝国の跡 ペルー南部のアンデス山地、標高2430mの尾根にある都市遺跡マチュ・ピチュ。1450年ころに造られたと...read more
文化遺産

秦の始皇陵(中国)

■8,000体の兵士像はすべてが異なる脅威の芸術力 紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝が葬られた場所。始皇帝の陵墓から1.5キロほど離れた場所には、副葬品として約8,000体の等身大の兵士や馬などの兵馬俑が発掘され、ともに世界遺産に登録されています。
危機遺産

エルサレムの旧市街とその城壁群(エルサレム ヨルダンによる申請)

■小さな区画にユダヤ・キリスト・アルメニア・イスラムと多宗教が暮らす街 エルサレム地区の旧市街は、約1km四方の城壁に囲まれており、城壁含めた全体が世界遺産になっています。この狭い城壁内は、ユダヤ教徒、キリスト教徒、アルメニア教徒、そしてイスラム教徒の4つのエリアと、どこにも属さない嘆きの壁に囲まれたエリアで区分けされているのです。
文化遺産

イチャン・カラ(ウズベキスタン)

■二重の防壁に囲まれた「博物館都市」 ホラズム州の中心都市の一つ、オアシスの古都ヒヴァ。ヒヴァの歴史はシルクロードが形成される以前とされ、ブハラと並ぶ聖なる都、あるいは太陽の国を意味します。中でもこの2,500年以上の歴史をもち、10世紀以降の建造が多く残されている歴史地区”イチャン・カラ”はその保存状態が非常に良好とされ、ウズベキスタンで最初の世界遺産に登録されました。
文化遺産

ラヴォー地区の葡萄畑(スイス)

■1000年続くワイン造りが生んだ景観 ラヴォーとは、フランスとスイスにまたがる三日月型の大きな湖レマンの北部の丘陵地帯を指します。世界遺産に湖は含まず、沿岸部の丘陵地帯に資産範囲が広がります。
文化的景観

ピーコ島のブドウ園文化の景観(ポルトガル)

■本来困難なブドウ栽培を可能にした石垣のブドウ園 ピーコ島は、リスボンからはるか先、北大西洋に位置するアゾレス諸島で2番目に大きな火山島です。この大陸から切り離された島の北側と東側の沿岸部を中心に、世界遺産のブドウ園が広がります。
文化遺産

メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ(メキシコ)

■かつて確かに存在したアステカ文明とその上に気づいたスペイン文化の融合 構成資産はメキシコシティの歴史地区エリアと、ソチミルコの3エリア、計4エリアが含まれます。歴史地区エリアはソカロと呼ばれる憲法広場を中心としており、スペイン植民地化以前の遺跡と共に、ゴシック、ルネサンス、バロックなどの建築様式が入り交じった大聖堂、宮殿などが残されています。以前とは、かつてこの地域一帯で栄えていた、アステカ文明による首都があったことに由来します。
文化遺産

古代都市ウシュマル(メキシコ)

■雨神チャックを祀る、側面が丸みを帯びたピラミッド ユカタン半島北部に700年ごろ建設され、政治的中心地の一つであった「ウシュマル」。世界遺産には他に「カバー」「サイール」「ラブナー」の計4遺跡がまとめて「古代都市ウシュマル」として登録されています。これらは世界遺産「チェチェンイッツァ」と同様、マヤ文明の遺構で、その中でも比較的保存状態が良いものとされていますが、一方で文字を持たない文明なので不明点が多いようです。
文化遺産

ギマランイス歴史地区(ポルトガル)

ポルトガル北部に位置する小さな町、ギマランイス。ここはかつてポルトガル王国繁栄を示す中心地ともなった場所です。
文化遺産

莫高窟(中国)

■砂漠の中に佇む千仏洞とも言われる石 敦煌の南に広がる砂漠に、突如現れるオアシスのような一帯を中心に、断崖に掘られた490もの石窟が見つかりました。同じく世界遺産の「雲崗石窟」、「龍門洞窟」とともに中国三大石窟のひとつに数えられる、莫高窟です。世界遺産としては文化遺産の登録基準すべてを有しているのでとても希少性が高いのです。