アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟画(スペイン)

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※アイキャッチ画像は「janeb13によるPixabayからの画像」

Cave of Altamira and Paleolithic Cave Art of Northern Spain ( Spain ) OUV(i)(iii)

1985年世界遺産登録 2008年範囲拡大

■数万年前の絵画技術なのに写実的!

スペイン北部の海岸に沿うように点在する洞窟群。これら洞窟には先史時代に描かれた数多くの壁画が残るとして18の装飾洞窟が世界遺産に登録されました。

最初に1985年に登録されたのは歴史の教科書にも登場する「アルタミラ洞窟」。その後2008年に17カ所が追加登録され、名称も変更されました。

これらの洞窟に描かれた壁画には、バイソンや鹿、馬などの動物が描かれており、壁面の凸凹に沿うように、しかも現代人にも分かるように非常に写実的に描かれています

描かれたのは、約3万年前から1万年前の旧石器時代後期が多いと推定されているそう。洞窟が埋もれたため、酸化されずに、良好な保存状態で残っているものが多く、人類史上における優れた伝統と、芸術的才能を伝えるものとして世界遺産に登録されました。

この時代に生きた人々をクロマニョン人と呼び、およそ4万年前にヨーロッパにやって来た人類の先祖だそうです。洞窟壁画だけでなく優れた装飾骨角器や精巧な石器などを残していることもわかってきましたが、有史以前のことだけに不明な点も多く残ります。

技術が発展した現代の私でもこんなに上手には描けません・・・。

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