文化的景観

文化的景観

ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)

■ドナウ流域に広がる中世の街並みとブドウ畑が織りなすメルヘンな景観オーストリア中部、全長約3,000kmにおよぶドナウ川の中でも特に美しいとされるヴァッハウ渓谷、約30kmの流域が世界遺産に登録されています。流域にはベネディクト会メルク修道院と古都クレスムが含まれ、今では滅多に見られない自然と文化を巧みに調和させた景観が広がる渓谷です。
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ケブラーダ・デ・ウマワーカ(アルゼンチン)

◇先史時代から続く人々の往来と農業により作られた景観アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置するフフイ州、ウマワーカ渓谷は、グランデ川によって切り開かれた150㎞を超える長さの渓谷であり、世界遺産に登録されています。
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石見銀山遺跡とその文化的景観(日本)

◇銀の採掘から始まった町づくり島根県太田市の石見銀山では、16世紀に朝鮮半島を渡って伝播した灰吹法による銀の精錬技術により、良質で大量の銀が採掘され、最盛期にはヨーロッパにまで銀が流通したとして、世界遺産に登録されています。
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英国の湖水地方(イギリス)

イングランド北西部に位置する湖​​水地方は、氷河期に氷河によって形成された谷に広がる、農牧業的な土地利用システムによって形作られた自然と人間の活動が融合し、独自の景観を生み出しているとして世界遺産に登録されました。
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古都奈良の文化財(日本)

■かつて確かに存在した奈良という文化・社会・宗教の中心地世界遺産としての「古都奈良の文化財」には、東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城京跡の8ヵ所が記載されています。
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アマルフィ海岸(イタリア)

■切り立った断崖にへばりつくような街並みが造り上げた景観ソレントからサレルノに至る約30kmにわたる絶景の海岸線とその街並みが世界遺産に登録されています。
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ラパ・ヌイ国立公園(チリ)

■南太平洋の絶海の孤島で進化したユニークな文化ここは南太平洋に浮かぶおおよそ宮古島くらいの島が、かつて移住してきたポリネシア系の先住民族らがモアイなどの独自の文化と生活様式を根付かせたとして世界遺産に登録されています。
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紀伊山地の霊場と参詣道(日本)

■人々の自然と仏への信仰の道が、今では海外からの注目を浴びています和歌山県・三重県・奈良県にまたがる紀伊山地の参詣道とそこに点在する神社寺院等の霊場23資産が世界遺産に登録されています。
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ヴェガオヤン-ヴェガ群島(ノルウェー)

■まさにSDGsの体現。人と自然との持続可能な共生ノルウェーの中部西側の海沿いに浮かぶ小さな島々、ヴェガ群島。世界遺産に登録されているのは最も大きなヴェガ島の一部と、その北西に広がる海に浮かぶ小さな島々一帯のエリアです。
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オルチア渓谷(イタリア)

■人が創り上げた理想的なトスカーナの農村風景イタリア中部トスカーナ州、シエーナの農耕田園地帯のオルチア渓谷が世界遺産に登録されています。
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ペルシャ庭園(イラン)

※アイキャッチ画像は許諾不要「Leo Kool による画像」The Persian Garden ( Islamic Republic of Iran ) OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi)2011年世界遺産登録■エデンの楽園を模倣したとされる、庭園設計文化遺産の価値において、建築物だけでなく、庭園設計も非常に重要な価値に含まれます。日本における金閣寺は火災によって一度焼失し、建築とし...read more
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バジ・ビムの文化的景観(オーストラリア)

■世界で最も広範で最も古い養殖システムオーストラリア南東部、タスマニア州近くの海岸に接近した地域に、バジビム・ティレンダラ・クルトニチの3つに区分されたエリアが世界遺産に登録されています。
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ウェールズ北西部のスレートの景観(イギリス)

■スレートと呼ばれる希少性の高い石材が創り上げた産業の街並みウェールズ北西部に位置するスノードン山脈には、スレートと呼ばれる石材の採掘場とその鉱業がもたらした建築や農村環境が文化的景観として認められ、6エリアが世界遺産に登録されています。
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シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷(フランス)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Christelle PRIEURによるPixabayからの画像」The Loire Valley between Sully-sur-Loire and Chalonnes ( France ) OUV(i)(ii)(iv)2000年世界遺産登録 2017年軽微な範囲変更(シャンボール城は1981年に登録済)■100以上の古城が残る美しい景観ロワール渓谷、とり...read more
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古代都市「タウリカのヘルソネソス」とそのホーラ(ウクライナ)

現在のクリミア半島(かつてはタウリカ半島と呼ばれた)には、古代ギリシャ・ローマ時代にヘルソネソスと呼ばれた都市が残り、主に農業遺構を中心とした8つのエリアが世界遺産に登録されています。
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ウルル・カタジュタ国立公園(オーストラリア)

■アボリジニの聖地オーストラリア中部の国立公園内には、世界最大級の一枚岩ウルル(エアーズロック)と、ドーム型の奇岩群カタジュタ(マウントオルガ)がそびえている。1987年自然遺産として登録。一方先住民族アボリジニの部族アナングにとって、日本語にいうと「聖地」に近い意味合いであり、周辺に彼らの神話や生活が描かれた壁画が残されており、文化的観点から94年に複合遺産として再登録された。
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ピレネー山脈-ペルデュ山(スペイン・フランス)

■世界最古の歴史をもつ羊飼いが作り上げた景観フランス・スペインの国境にあたるピレネー山脈。そのうち標高3500m級のペルデュ山の周辺は特に美しいと有名で、この山から北のフランス側は氷河残る風景、逆に南のスペイン側は温暖な気候で様相が異なります。そしてその国境には「ローランの裂け目」と呼ばれる、まるでファンタジー映画のように山にぽっかりと空いた裂け目があるのです。
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シントラの文化的景観(ポルトガル)

■人工の建築や森が生み出した独特な景観リスボンに隣接するシントラは、山や森に囲まれた広大なエリアに、古くはムーア(モーロ)人の城壁から、19世紀に建築された宮殿や城、それらを取り巻く公園や庭園で彩られた独特の景観をもち、その全体を通して世界遺産に登録されています。
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ピーコ島のブドウ園文化の景観(ポルトガル)

■本来困難なブドウ栽培を可能にした石垣のブドウ園ピーコ島は、リスボンからはるか先、北大西洋に位置するアゾレス諸島で2番目に大きな火山島です。この大陸から切り離された島の北側と東側の沿岸部を中心に、世界遺産のブドウ園が広がります。
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タプタプアテア(フランス領ポリネシア)

※アイキャッチ画像は許諾不要「 Pierre Lesageによる画像」Taputapuātea ( France ) OUV(iii)(iv)(vi)2017年世界遺産登録■ソシエテ諸島における政治・葬祭・宗教上の中心地としての文化的景観フランス領ポリネシアに含まれ、一般的にはタヒチとして観光客も多いソシエテ諸島。中でもボラボラ島はとくにハネムーンなどの人気観光地として、1週間で60万円前後の旅行...read more