登録基準(ⅰ)

文化遺産

古代都市スコタイと周辺の古代都市群(タイ)

■幸福の夜明けを意味する通り、かつて栄えに栄えた街</h2> タイ北部に位置する、かつての古代都市スコタイの名残として、現在3つの国立公園が世界遺産に登録されています。
文化遺産

アジャンター石窟群(インド)

■1,000年かけて造られ、1,000年の眠りについた仏教寺院 インド中央部を流れるワゴーラー川に沿うように、約30の仏教石窟が並んでおり、耳の形をした湾曲部が世界遺産に登録されています。
文化遺産

エローラ石窟群(インド)

インド、オーランガバードには数多くのインド宗教的芸術が表現された石窟が残されています。中でも世界遺産に登録されているのは「エローラー石窟」と「アジャンター石窟」の2つ。エローラー石窟はそれだけで岩山に計34の石窟が掘られています。造られたのは4~9世紀、それも時代と共に宗教の種類も洞窟も変わっていきました。
文化遺産

ラサのポタラ宮歴史地区(中国)

■富士山とほぼ同じ標高に世界最大級の建造 チベット自治区ラサ市にそびえる、チベット仏教の寺院と2つの宮殿が世界遺産に登録されています。
文化遺産

ボロブドゥル寺院遺跡群(インドネシア)

■イスラム教世界に残る、世界最大級の大きさを誇る仏教遺跡 ジャワ島のほぼ中心に位置する盆地に、8~9世紀に建てられたとされる仏教寺院遺跡ボロブドゥールがあり、近辺に位置するその他の寺院含め計3つの建築が世界遺産として登録されています。
文化遺産

サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群(ロシア)

■ロシア皇帝によって栄えた「水の都」 サンクト・ペテルブルグはピョートル大帝が聖人ペテロにちなんで「聖ペテロの街」を意味する名前を付けたことに由来するそうで、歴史地区を1エリアとし、その他建造物を含めて計36ものエリアが世界遺産に登録されています。
文化遺産

ペルセポリス(イラン)

■かつて存在したペルシア最大の都市遺構 ペルセポリスとは、イラン南部の、かつてのアケメネス王朝の都であり、かつペルシア最大の規模であった都を指し、その遺構が世界遺産に登録されています。
文化遺産

アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟画(スペイン)

■数万年前の絵画技術なのに写実的! スペイン北部の海岸に沿うように点在する洞窟群。これら洞窟には先史時代に描かれた数多くの壁画が残るとして18の装飾洞窟が世界遺産に登録されました。
文化遺産

曲阜の孔廟、孔林、孔府(中国)

■孔子に纏わる邸宅やお墓 山東省曲阜の中心部 に、春秋時代の思想家・哲学者であった孔子の故郷があり、孔子をまつった孔廟、孔家代々の墓所の孔林、孔子の子孫が暮らした孔府、合わせて「三孔」とも呼ばれ、地域全体が世界遺産に登録されています。
文化遺産

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院(イタリア)

■浸食や爆撃からも免れた奇跡の壁画 ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。この教会のかつて食堂だった壁には、レオナルド・ダ・ヴィンチが15世紀末に描いた『最後の晩餐』のフレスコ画が残っています。隣接するドメニコ会修道院と共に、世界遺産に登録されています。
登録基準(ⅰ)

ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群(トルコ共和国)

Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia (Turkey)  OUV (i)(iii)(v)(vii) 1985年世界遺産登録 ■映画のロケ地にもなった奇岩の絶景 カッパドキアは古代ペルシア帝国やヒッタイト民族の領土であったことから、紀元前の様々な遺跡が残された大地です。またギョレメ国立公園やカイマクリやデリンクユと言った地域に広が...read more
登録基準(ⅰ)

カカドゥ国立公園(オーストラリア)

Kakadu National Park (Australia)  OUV (i)(vi)(vii)(ix)(x) 1981年世界遺産登録 1987年、1992年範囲拡大 2011年軽微な変更 ■最初の住人 オーストラリア北部、ノーザンテリトリー準州には、カカドゥ国立公園があります。公園と言ってもその面積はなんと四国とほぼ同じくらい。また公園にほど近い海に浮かぶフィールド島とバロン島を含めた3か所...read more
登録基準(ⅰ)

メテオラ(ギリシャ)

Meteora (Greece) OUV (i)(ii)(iv)(v)(vii) 1988年世界遺産登録 ■今も修道士が暮らす、絶壁の奇岩の上の修道院群 ギリシア中部、テッサリア地方には、明らかに不自然な位置に修道院が建っています。垂直に切り立った岩塊群の頂きに築かれているのです。 ここは石灰岩の大地が風雨で削られ、残った固い岩盤が奇岩となって現れた、他には見られない自然景観があります(登録基準ⅶ...read more
登録基準(ⅰ)

マチュ・ピチュの歴史保護区(ペルー)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「Олег ДьяченкоによるPixabayからの画像像」 Historic Sanctuary of Machu Picchu ( Peru ) OUV(i)(iii)(vii)(ix) 1983年世界遺産登録 ■500年以上経った今なお残るインカ帝国の跡 ペルー南部のアンデス山地、標高2430mの尾根にある都市遺跡マチュ・ピチュ。1450年ころに造られたと...read more
登録基準(ⅰ)

アトス山(ギリシャ)

■厳格なギリシャ正教の聖地。女人禁制は動物にも!? ギリシャ、エーゲ海に突出した爪のような形の3つの半島のうちの一つは、山地が多く断崖絶壁を形成し、アトス山と呼ばれます。ここはギリシャでありながら、ヴァティカンのよう宗教自治国家に近い、ギリシャ唯一自治が認められている地域です。
文化遺産

秦の始皇陵(中国)

■8,000体の兵士像はすべてが異なる脅威の芸術力 紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝が葬られた場所。始皇帝の陵墓から1.5キロほど離れた場所には、副葬品として約8,000体の等身大の兵士や馬などの兵馬俑が発掘され、ともに世界遺産に登録されています。
文化遺産

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(イギリス)

Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church (United Kingdom)  OUV(i)(ii)(iv) 1987年世界遺産登録 2008年範囲変更 ■ゴシック建築のリバイバル ロンドンも京都のように町全体が世界遺産ではなく、点在する建築が世界遺産に登録されています。当該遺産は名前の...read more
文化遺産

ノヴォデヴィチ女子修道院群(ロシア)

■16-17世紀に広がったモスクワ・バロック建築の代表作 モスクワの南西にあるノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ川のほとりにたち、要塞の意味もかねて16~17世紀に造られました。世界遺産に登録されているのは、この修道院を含む複数の建築物で、この要塞のような城壁に囲まれています。
文化遺産

モルドヴァ地方の教会群(ルーマニア)

■ビザンツの影響を受けたフレスコ画で彩られた教会群 ルーマニア北部モルドヴァ地方には中世に建てられた多くの宗教建築が今なお残ります。これらは多くが初期ビザンツ様式の特徴が見られ、そのうち8つの教会が世界遺産に登録されています。特に「モルドヴィツァの教会」は教会の壁面が色とりどりのフレスコ画で埋め尽くされ、西側玄関口はビザンツ様式とルネサンス様式の融合が見られます。
文化遺産

ヴァレッタ市街(マルタ)

■聖ヨハネ騎士団、最後の砦 マルタ共和国の首都であるヴァレッタ市街は、突き出た半島のように城壁で囲まれた内部が世界遺産に登録されています。マルタ島は、歴史上軍事面で重要な場所でした。11世紀以降、イスラムとキリストの対立は激しさを増し、キリスト教徒によるイスラムからの国土奪還(レコンキスタ)のため、十字軍が結成され、中世ヨーロッパでは複数の騎士団が造られてきました。特にテンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に、聖ヨハネ騎士団は中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つに数えられます。