登録基準(ⅵ)

文化遺産

ブハラ歴史地区(ウズベキスタン)

■ムスリムによって聖なるブハラと呼ばれる街シルクロードの途上に位置するブハラは、2000 年以上の古い歴史をもつ都市です。紀元前からペルシア帝国の影響をうけ、8世紀頃にはイスラムの支配下に変わり、サマルカンドに代わって中心都市になった時代もあり、19世紀以降はロシアの影響を受け、ウズベキスタンの一都市へと変わっていきます。
文化遺産

ノヴォデヴィチ女子修道院群(ロシア)

■16-17世紀に広がったモスクワ・バロック建築の代表作モスクワの南西にあるノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ川のほとりにたち、要塞の意味もかねて16~17世紀に造られました。世界遺産に登録されているのは、この修道院を含む複数の建築物で、この要塞のような城壁に囲まれています。
文化遺産

ワルシャワ歴史地区(ポーランド)

■住民の手で見事復興を成し遂げた街ワルシャワは第二次世界大戦で激しい損傷を負い、一度街の8割以上が瓦礫と化したものの、ワルシャワ市民たちは旧市街の街並を昔の姿のままに再建することを決意し、成し遂げた、類まれなる歴史を持ちます。世界遺産の中でも「復興」という名の修復を行ったことへの価値評価で意見が割れた遺産となりました。
文化遺産

ブリュージュ歴史地区(ベルギー)

■運河が張り巡らされた中世ハンザ都市ベルギーの北部に位置するブリュージュ(ブルッヘ)は、小さな世界遺産エリアの中に3つの世界遺産を包含する歴史地区です。円形の歴史地区エリアとして1つ、その中に含まれる”鐘楼”が世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群に含まれる鐘楼」として別に1つ、そしてもう1つはエリアに含まれる”ベギン会院”が世界遺産「フランドル地方のベギン会修道院群に含まれるベギン会修道院」として。
文化遺産

ヴァレッタ市街(マルタ)

■聖ヨハネ騎士団、最後の砦マルタ共和国の首都であるヴァレッタ市街は、突き出た半島のように城壁で囲まれた内部が世界遺産に登録されています。マルタ島は、歴史上軍事面で重要な場所でした。11世紀以降、イスラムとキリストの対立は激しさを増し、キリスト教徒によるイスラムからの国土奪還(レコンキスタ)のため、十字軍が結成され、中世ヨーロッパでは複数の騎士団が造られてきました。特にテンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に、聖ヨハネ騎士団は中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つに数えられます。
文化遺産

原爆ドーム(日本)

■建築としての価値より平和へのメッセージ原爆ドームは人類史上初めて使用された核兵器の惨禍を、その当時のまま目に見える形で残っている唯一の建造物です。
文化遺産

莫高窟(中国)

■砂漠の中に佇む千仏洞とも言われる石敦煌の南に広がる砂漠に、突如現れるオアシスのような一帯を中心に、断崖に掘られた490もの石窟が見つかりました。同じく世界遺産の「雲崗石窟」、「龍門洞窟」とともに中国三大石窟のひとつに数えられる、莫高窟です。世界遺産としては文化遺産の登録基準すべてを有しているのでとても希少性が高いのです。
文化遺産

ザルツブルク市街の歴史地区(オーストリア)

■近世、音楽と芸術が栄えた宗教都市オーストリア北西部の山と川に囲まれた自然豊かな地域に、中世から近世にかけてのバロック調の街並みが残る小さな町、ザルツブルク。現代の街としては小さいながらも、城塞から教会のような歴史的建築物だけでなく、ショッピング街も昔ながらの街並みを保持していて歩くだけでも美しい街でした。世界遺産には一部のエリア、主に旧市街が登録されています。
文化遺産

ヴェルサイユの宮殿と庭園(フランス)

■宮殿と庭園、世界が憧れ模倣した、まさに世界一の宮殿有名なパリ郊外に位置するヴェルサイユ宮殿は、世界遺産としてはその名の通り、「宮殿」と「庭園」が登録されています。広大な敷地でありつつ、緩衝地域はさらに広大です。マンサールやル・ヴォーなどの宮廷建築家、ル・ブランよる室内装飾、ル・ノートルによる造園。そしてマリーアントワネットの宮廷生活から逃避した田園風景など、歴史とロマンの大舞台です。
文化遺産

トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会(ドイツ)

■ドイツに残るローマ遺構と墓標フランスの「オランジュ」のように現在多国に残るローマ遺構の一つです。ここドイツ、トリーアに8件、近郊の地方自治イゲルに1件、計9件が世界遺産に登録されています。この辺りはかつてローマ時代にガリアと呼ばれる主要都市として栄えました。他の国の遺構同様、円形劇場や浴場、門などの他に、中世に建てられた大聖堂も含まれています。
文化遺産

オランジュのローマ劇場とその周辺及び”凱旋門”(フランス)

■2,000年経っても現役で使われるローマ劇場英語表記ではオレンジと発音する、フランス、プロヴァンス地方。ここは紀元前1世紀、ローマの軍人カエサルが支配下におさめて建設した植民都市でした。世界遺産に登録されているのは、この時代の建築含めた2か所で、一つは「ローマ劇場」、もう一つが「凱旋門」です。世界遺産条約ができて早い段階で登録されたので、当時は保存のためのゾーニングがされておらず、2007年に緩衝地域を設置することになりました。
文化遺産

富士山―信仰の対象と芸術の源泉(日本)

■美しい湖・泉から荘厳な神社や遺跡群まで総25件!富士山は自然遺産でも、文化的景観でもなく、タイトルの通り富士信仰と芸術の源泉という文化的側面が世界遺産として認められました。(ⅲ)古来より富士信仰を発達させ、芸術や自然と調和的な文化的伝統を生み出したことを伝える(ⅵ)富士山が古来、会がや文学などの題材や浮世絵を通してジャポニズムに代表される西洋の芸術にも影響を与えた
文化遺産

平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(日本)

Hiraizumi – Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land ( Japan ) OUV(ii)(vi)■末法思想から生まれた極楽浄土の世界岩手県平泉にはかつて奥州藤原氏一族が築いた、まるで仏教寺院のテーマパークのような世界が広がっていました。寺院の数は最盛期には40もあったとされ...read more
文化遺産

ヴァイマルとデッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群(ドイツ)

※アイキャッチ画像は版権フリー「TegulaによるPixabayからの画像」Bauhaus and its Sites in Weimar, Dessau and Bernau ( Germany ) OUV(ii)(iv)(vi)1996年世界遺産登録 2017年範囲拡大■時代は曲線から直線へ。そして空間を形作る新素材の誕生19世紀には自然をモチーフにしたモデルニスモやアールヌーボーといった曲線...read more
文化遺産

厳島神社(日本)

Itsukushima Shinto Shrine ( Japan ) OUV(i)(ii)(iv)(vi)1996年世界遺産登録■神道・仏教ともに重要な自然背景と一体化した神社建築瀬戸内海・宮島に浮かぶように佇む厳島神社は、背景の弥山と一体となった景観を含め、平清盛の卓越した発想力に基づくものとされています(登録基準ⅰ)。神社は日本古来の神道、八百万神(やおろずのかみ)と表現される通り、万物に神...read more
文化遺産

万里の長城(中国)

※アイキャッチ画像は版権フリー画像「My pictures are CC0 When doing composingsによるPixabayからの画像」The Great Wall ( China ) OUV(i)(ii)(iii)(iv)(vi)1987年世界遺産登録■宇宙から見える唯一の建造物とも比喩された長城実際は幅の狭さから、宇宙から見えることは無いようですが、渤海湾沿岸からゴビ砂漠まで全長...read more
文化遺産

アテネのアクロポリス(ギリシャ)

Acropolis, Athens (Greece)  OUV (i)(ii)(iii)(iv)(vi)1987年世界遺産登録■女神アテナに捧げた神殿とその丘古代ギリシャ神話には、オリンポスの12神と言われる12の神様が登場します。神話によると、12のうちの「海の神ポセイドン」と「戦いと知恵の神アテナ」どちらがこの地の守護神にふさわしいのか、戦いをしたそうです。神々の戦いと聞くと壮絶なものを想像し...read more
文化的景観

タプタプアテア(フランス領ポリネシア)

※アイキャッチ画像は許諾不要「 Pierre Lesageによる画像」Taputapuātea ( France ) OUV(iii)(iv)(vi)2017年世界遺産登録■ソシエテ諸島における政治・葬祭・宗教上の中心地としての文化的景観フランス領ポリネシアに含まれ、一般的にはタヒチとして観光客も多いソシエテ諸島。中でもボラボラ島はとくにハネムーンなどの人気観光地として、1週間で60万円前後の旅行...read more
文化遺産

アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(エジプト)

※アイキャッチ画像は版権フリー「マサコ アーントによるPixabayからの画像」Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae (Egypt) OUV (i)(iii)(vi)1979年世界遺産登録■様々な伝説を生んだファラオ、ラメセスⅡ世メンフィスのピラミッドラッシュがエジプト古王国時代だったのに対し、新王国時代(紀元前15世紀~9世紀頃)に入ると、トトメス...read more
文化遺産

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)(スペイン)

※アイキャッチ画像は版権フリー「javier alamoによるPixabayからの画像」Santiago de Compostela (Old Town) (Spain) OUV (i)(ii)(vi)1985年世界遺産登録■旅の終着点、キリスト三大聖地の一つスペイン北部ガリシア地方の都市、サンティアゴ(使徒ヤコブのスペイン名)では、かつてヤコブの遺骸が発見されたという噂から、中世ヨーロッパ三大聖...read more